フォームが直らない本当の理由 — 「10個の指摘」より「直すべき1点」

フォームが直らない本当の理由 — 「10個の指摘」より「直すべき1点」

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テニスコーチを15年やっています。スクールのレッスンで、こんな経験はありませんか。

「テイクバックが遅い」「打点が近い」「膝を使って」「もっと前で」——毎回いろいろ指摘されるのに、何年たっても同じことを言われ続けている。

先に結論を言うと、あなたのせいではありません。

人は、10個指摘されても直せないのです。

私は15年間、のべ数千人のスイングを見てきました。上達が速い人と遅い人の差は、才能でも練習量でもなく、「一度に直そうとする数」であることがほとんどです。10個意識しながらボールを打てる人はいません。プロでも無理です。

だから私は現場のレッスンでも、3分のラリーの中で「今どこを直すと一番変わるか」を1点だけ選んで伝えるようにしてきました。1点なら誰でも意識できます。意識できるから変わる。変わるから次に進める。遠回りに見えて、これが一番速いのです。

もうひとつ、多くの人が見落としていることがあります。

フォームの課題は、「言われた場所」ではなく「その手前」に原因があることが多い、ということです。

たとえば「もっと前で打って」と言われ続けて直らない場合、問題は打点ではなく、その前の準備——テイクバックのタイミングや足の運び——にあることがよくあります。原因が手前にあるのに打点だけ意識しても、直らないのは当然です。

自分のスイングを動画で撮ってみると、この「手前の原因」が見えてきます。スマホで30秒撮るだけでも、自分の感覚と実際の動きのズレに驚くはずです。

もし「どこが原因なのか自分では分からない」という場合は、動画からフォームを診断するサービスも出品しています。良いところ2つと、直すべき1点だけに絞った図解レポートをお返ししています。

まずは、次の練習で意識することを「1つだけ」に絞ってみてください。それだけで、練習の質は変わります。

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