高金利通貨で有名な、南アフリカランドドル、メキシコペソ、トルコリラなどなど。
これらは、おそらくFX投資をやったことのある人なら、誰しも聞いたことのある通貨だと思う。
そう、これらは、高金利通貨と呼ばれ、日本円との通貨ペアの場合、基本的には買いポジション(ロング)を保有するだけで、毎日スワップポイントがもらえる、夢のような通貨ペアだ。
エントリーをして、後は放置をするだけのため、一見お手軽に見えるが、果たしてそうなのだろうか?というのが、今回の議題だ。
もちろん、ロングポジを保有したレートがずっと続くか、それ以上になっていれば、一生安泰だと言っていいだろう。持っておけば、完全なる不労所得のできあがりだ。
だが、誰でも参入できるFX投資において、それは実現可能なのだろうか?
今は円安に進んでいるため、もっていけば、スワップも入ってきて、為替損益もプラスになっているだろうが、それが誰しもできるという状況であれば、そのレートは永久に右上に伸びていく。
しかし、そんなことはありえないということを以下2点の理由から説明しよう。
一つ目は、高金利通貨というのはなぜ高金利になっているかを知る必要がある。この高金利通貨を発行している国の政府は海外からの投資マネーを自国に呼び寄せるため、自国に預けたり運用したりすることで高金利を得られますよ!という謳い文句で、あの手この手で外資を誘っているわけだ。
そして、そういう国というのは、大概、内需が細っており、国内情勢が不安定な国、発展途上国な国が多い。
そのため、何か突発的な海外情勢が起こる(戦争や内戦、関税発動などなど)と、とたんにその影響をもろにうけ価値が暴落する。不安定な状況下で、誰もそんな国の通貨を持ちたくないと思い、その国の通貨を売り、ドルや円、ユーロと言った通貨に変えるであろう。
そうなると、更に暴落が進み、あっという間に、含み損になる。
2つ目の理由は、FXプラットフォームに依存していることだ。スワップは理論上、その通貨をその国の銀行に預けることでもらえる金利だ、だが、FXトレーダーは実際に通貨を売って買ってをするのではなく、その取引を仮想上で行う。つまり、つじつまが合うように、FXプラットフォームを提供しているFX業者がそれを代わりにおこなっているのだ。
したがって、スワップポイントは、実際にはその国から直接もらっているのではなく、FX業者が肩代わりして、ロングポジションを保有しているトレーダーに還元しているということになる、つまり、FX業者が支払い続けているのだ。
そのため、FX業者としては、その支払い続けている分をどこかでいずれ回収しないといけない、その採算を1番目の理由でわかっているため、高金利通貨のスワップいくらいくらという謳い文句で、ビギナーたちをおびき寄せて盲目的にロングポジを立てさせているというわけだ。
以上のことから、通常のレートで適当なエントリーをして得たスワップポイントはいずれマイナス分を相殺して、最終的にマイナスで終わってしまう可能性がとても高い。
ただ、1点、この時はチャンスというのをお伝えしよう。
それは、何かのきっかけで過去最大級の暴落が起こったとき、つまり底を捉えたときだ。
何を以て底とするかは、神のみぞ知るだが、一つの目安として、ここ何十年内の最安値を割ったら、底を付け始める可能性が高くなる。ただし、トルコリラのように永遠に下がり続ける通貨もあるので、要注意だ。
底で入れれば、もちろんだが、それこそ、正真正銘の不労所得となり、全力で入れたと仮定したら、それでFIREも夢じゃない。
そのため、その不労所得を狙っているのであれば、入るタイミングは虎視眈々と、暴落した底で入る。これのみだ。
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なお