第3章:彼との距離が縮まった『復縁ごはん』
①晩御飯LINEが定番に
彼の気持ちを理解したLINEのお陰で、また連絡を取るようにはなったものの、デートに誘われることも無くはっきりとしない関係が続いていました。
「もう、振り回されるのは嫌なんだけど…」
少し腹の立ってきた私は自分のためだけの”ちょっと良いごはん”を作って見せつけることにしたんです。
夜、LINEで『今日のごはんは○○作ったよ~。そっちは何食べた?』って、晩御飯ネタを定番化したんです。向こうも食べることが好きだったから『え、おいしそう!いいな~』って。「いやいやわざとあなたの好きなものを選んで作ってるんですよ」なんて内心ニヤニヤしながら、あえて「食べに来る?」とは聞かずにその先の会話を楽しんでいました。
きっかけは彼を見返したい気持ちだったけれど、今まで誰かのために作る以外家で料理することがほぼ無く、初めて自分のために丁寧にごはんを作る経験はすごく新鮮ですごくワクワクしました。
次は何作ろう?って考えている時間が増えて結果的に彼のことを考えない時間が増えたのも良かったのかもしれません。
彼への連絡はモチベーション維持のため。一番は自分を喜ばせてあげるためにごはんを作ろう。
いつしかそんな意識に変わっていった頃彼の方から『食べに行ってもいい?』と言われ、それがきっかけで最初の復縁に繋がっていきました。
第4章:もう我慢しないと決めた瞬間
①「私はこんな扱いされる女なの…」指輪事件
最初の復縁を果たしたものの、その後短期間で何度も破局と復縁を繰り返し、別れるときはいつも彼が音信不通になってまた戻って来る。の繰り返しでした。
デートはいつも私の家に来て過ごし、手料理を食べて帰っていく。私は週一しか休みがなかったので貴重な休みを彼が快適に過ごせるために使っていました。
彼の気持ちを知って、自分の重さを知って、何度も去っていく彼を何も言わずにまた受け入れてを繰り返しているうちに、いつの間にか重たくなってしまうのが怖くて自分の本音に蓋をするようになってしまっていたのでした。
そしてそれに比例するように、最初付き合ったときはあんなに尽くしてくれた彼も何もしてくれなくなり、最終的にクリスマスプレゼントすら彼の若い頃のお下がりのシルバーアクセサリーを渡されるまでになっていました。
当時の私は本当に凹みました。いつもなら喜んだふりをしたけれど、そんな余裕がないくらいに。
そして、そんな矢先に職場でも大事件が起きたんです。
②本当の敵は”私を大切にしない私”だった
新しい職場は厳しいけれど成長できてとても充実していました。
ただ一つ、嫌だったことがあったんです。それは、上司のセクハラ。
新人歓迎会のときに「家まで送る」と言われ、マンションのオートロックが空いた瞬間に入ってきて「ベットにちゃんと寝たのを確認しないと帰れない」と居座られてしまい、とうとう家に入れてしまったんです。
そのときは抵抗して未遂に終わりました。そして、翌日出社して謝られたとき波風を立てたくなくてつい、流してしまったからまんざらでもなかったと思われたらしく…みんなの前で頭を撫でられる、変にイジられる、俺の女的な態度を取られる、仕事終わりに頻繁に飲みに誘われる…。
幸い上司があまり尊敬されている人ではなかったので、周りがドン引きしていて私のことは擁護してくれていたから良かったものの、ストレスが溜まっていっていたのでした。
上司のことはなんとかやり過ごしたまま数ヶ月が過ぎ、彼との関係で起こるモヤモヤにも蓋をしながら、いつものように職場で朝の掃除をしていたある日のこと。
その日は上司の機嫌が悪く、ちょっとしたことで注意を受けたときのことでした。すみません、と謝る私に気を直していつものように頭を撫でてこようとした上司に急にものすごい嫌悪感と怒りが湧いて…
ブチっと切れて怒鳴りかえしたんです。
「お前のセクハラのせいでずっと嫌な思いしてんだよ!!!」
って。
ものすごい勢いでドアを閉めてロッカールームに逃げ込んだのでその後のことはよく覚えていませんが、そのときに頭を巡っていたことだけは憶えています。
襲われかけたあの日、押し倒されて気持ちが悪くてしょうがなくって、でも、相手は職場の上司。
向こうは既婚者だし、もし、ここで警察呼んで大事になったらどうなるんだろう…。
そう思って流してしまったあのときのことを思い出しました。
目の前の人は誰かの大切な人でもある。
相手に対してそう思えることは良いことだと思っていたけれど、じゃあ、私はどうなるの??
勘違い上司のセクハラをヘラヘラ我慢して、やっと復縁した彼からは軽い扱いを受けて…
誰のために我慢してんの??
頭の中を巡っていたのは自分を大切にしない自分への怒り。
その日の夜、最後の望みをかけて、彼にセクハラをLINEで相談してみたら、遠回しに伝えすぎて『気のせいじゃない?』と言われて、本当に困ったときでも本音で助けを求められない関係性ってなんなんだろう…。って、なんだか全部馬鹿馬鹿しくなってしまい初めて自分から音信不通になって彼との関係を終わらせました。
復縁で苦しくなったら、この話を思い出してほしい④に続く〜