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コラム
カッコつけることはけっこう大事──9種類の括弧と使い方
記事
コラム
ブッククリエイターあしのすけ
2024/09/13 22:33
文章にメリハリをつけるやり方はいろいろありますが、
カッコをつける、というのもその一つです。
カッコよくするのではありません。
文字通りカッコをつける。
漢字で書くと 括弧 です。
カッコには色々な種類があるのですが、
それを区別して、
きちんと使いこなせている人はあまり多くありません。
Kindleなどの書籍の文章を書くときはもちろん、
ブログやその他でも役に立つので、
今回はそのカッコについて書いてみたいと思います。
興味がある方、
文章を書くときにどのカッコを使おうか、
と悩んでいる方は参考にしてみてください。
とりあえず書き出してみると、
( )
「 」
『 』
[ ]
〔 〕
〈 〉
【 】
{ }
“ ”
……けっこうありますね。
今回はとりあえず、
この9種類のカッコについて、
順番に説明してみましょう。
カッコについての解説
( )
いわゆるカッコは通常、これのことです。
他と区別するために、
丸カッコと言われることもあります。
印刷業界ではわかりやすくするため、
パーレンと呼ぶこともあります。
何かの補足をするときに
使われることが多いですね。
小説などでは、登場人物が言葉にせずに
頭の中で考えていることを書くのに使われることも。
「 」
カギカッコです。
小説ではセリフを書くときに、
普通の文章では別の文章から
引用した部分を表すときに使います。
単に、ちょっと強調したいときに使うこともあります。
タイトルを挟むこともありますが、
小さなくくりに使われることが多く、
ある本の中の章タイトルを表すときなどに使用します。
論文を書いたことがある方は、
各論文のタイトルを「 」で
挟むように言われたり、
学んだりしたかもしれません。
曲のタイトルを表す場合も
こちらを使うことが多いです。
『 』
二重カギカッコと呼びます。
本のタイトルなどを表すときは、
カギカッコではなくこちらを使うのが通常です。
先ほど出た論文の話では、
文献の載っている論文集のタイトルは
こちらを使います。
曲名を「 」で挟むのに対して、
CD(……は廃れつつある?)の
タイトルを『 』で挟むのも同様です。
セリフを表すカギカッコの中に、
さらに誰かのセリフを表すときなどには
こちらを使います。
[ ]
大カッコ、角カッコ、角パーレンといいます。
角は「かく」と読みます。
主に横書きで使います。
英語の文章で使うものになぞらえて、
ブラケットとも言います。
何らかの説明や補足を入れるときに使うのは、
( )と同様です。
ただ、( )だと単なるおまけのように見えてしまうところですが、
[ ]を使うことで強調する意味も込めることができます。
〔 〕
亀甲カッコ、亀甲パーレンといいます。
上下の傾きを、亀の甲羅になぞらえて
「きっこう」と呼んでいます。
横書きの文章で[ ]を使うのに対して、
〔 〕は縦書きで使うことが多いです。
どちらも役割はほぼ同じです。
とはいえ、[ ]と〔 〕の使い分けは
それほど厳密ではありません。
〈 〉
山カッコ、山がたといいます。
こちらも注釈や協調などに使われます。
ただ、この記号と間違えて
<>を使う人が多数います。
これは不等号なので本来はカッコではありませんが、
キーボードに表記されていること、
こちらの方が強調している感じが出ることなどから、
間違って使われているようです。
専門家から見れば文章を書くことに
精通しているかどうかの
見極めポイントでもあります。
【 】
すみ付きパーレンといいます。
丸カッコと角カッコをくっつけて、
内部を黒で塗りつぶしたような形ですね。
これは、より強い感じが出るため、
タイトルや見出しで特に強調するときに
使われることが多いです。
{ }
中カッコ、波カッコ、ブレースといいます。
丸カッコで挟んだ言葉や文章を含む文章を、
内部に含む形でさらにカッコを付ける必要が
ある場合に使われます。
“ ”
ダブルクォーテーションマークです。
単にダブルクォート、とも呼ばれます。
横書きで使われるカッコで、
勾玉のような形になっているのが特徴です。
引用や強調に使われます。
よくアメリカの映画やドラマで、
強調したい言葉がある時に両手の指を2本ずつ、
軽く曲げながら顔の横に置くのは、
これを指しています。
英語の文章ではカギカッコの代わりに、
セリフを表すのにも使われます。
縦書きではダブルクォートを使うのは間違いで、
ダブルミュート、あるいはチョンチョンと呼ばれる
文字を使います。
……ここでの入力だとうまく出なかったので、
InDesignを使った画像を貼りましたが、
やけにデカくなっちゃいました。
全角・半角にも気をつけて
ちなみに、“ ” 以外は全部「全角」文字です。
全角は日本語などを表すときに使う文字、
ということです。
これに対して “ ” は「半角」文字、
つまり英文などを表すときに使う文字。
上記で全角として紹介した中に、
半角のカッコもあって似て非なるものなのですが、
これもまた区別できていない人が少なくありません。
こちらで受け取る文章で、混在していることも
少なくありません。
この違いをしっかり意識できると、
カッコつけるのもうまくなっていきますよ。
#文章
#括弧
#カッコ
ブッククリエイターあしのすけ
DTPオペレーター、校正家 / 40代後半 / 男性
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