トラベル・フォトブログ『みおのブーダンでのお話』#016

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宿の寝台にうつ伏せになり、旅へ連れてきた本を開いた。
数日前に閉じたページには、同じ登場人物が何事もなかったように待っていた。

窓から差す光も、背後の鮮やかな戸棚も、家とはまるで違う。
それなのに、二、三行ほど追ったころには、頬杖をつく姿勢だけは家にいるときと同じだった。

遠くへ来るほど、新しいものばかり探したくなる。
でも、慣れた一冊に迎えてもらう時間も悪くない。

旅先へ持っていく本は、読むためだけでなく、普段の自分と落ち合う場所にもなるのかもしれません。
咲久良みお・ブータン紀行020_99.52.png



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