トラベル・フォトブログ『みおのブーダンでのお話』#011

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木のテーブルへ大皿を運ぶ途中、炒めた野菜と唐辛子の香りが鼻をくすぐった。
つまみ食いしたい気持ちが、たぶん顔に出ていたと思う。

宿の人が鍋に赤い具をもうひとつ。
目が合うと「辛いかな」というように笑ったので、私も曖昧にうなずいた。

ところが、ひと口で頬が熱い。
強がって二口目へ進んだら、今度は全員がコップに手を伸ばした。

会話がたどたどしくても、「これは辛いね」は同じ顔になる。

庭の花まで明るく見えたのは、笑いすぎて涙がにじんだからかもしれません。



咲久良みお・ブータン紀行013.png



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