4月1日です。

こんにちは皆様。

4月1日エイプリルフールの日です。

今日は嘘をついてもいい日ですが、私は真面目を絵にかいて歩かせるとこうなる位で、生まれてこの方嘘をついたことは無いので（←ここ大事な所）この日は縁が無いと言っていい。

子供の時には5分ほどの所に、母親の実家がありそこに従兄妹がいたので、エープリルフールの日は危険な予感しかしなかった。

従兄妹の家はタロなる名の犬がいて、一代目、二代目、三代目になってもタロで通していた。

そのタロ、私の小学生の時期には確か3代目だったと思う、3代目とつくと大概が前の代と比較されて、ケチを付けられるのは、人間でも犬でも同じ。

「このタロは頭悪いわ。」

「この子はいう事聞かへんわ。」

「この子は人が来ても吠えんで、番犬にならん。」

めちゃくちゃに言われていた。

このタロ、子犬の時期の育てられ方なのか、本犬の資質なのか好き嫌いが激しい。

ワンコご飯をあげても振り向きもしない、子犬も頃に飼っていた方に電話を掛けると、「面倒だから、ご飯に味噌汁をかけて食べさせていた。」との事。

祖母はそれで良いのかと食べさせていたら、何だか様子がおかしい、医者に連れていくと、人間の食べ物は駄目、どうしても食べたがるのなら、ご飯に濃いだし汁を掛けて、牛肉を茹でて上に乗せて食べさせてください、と仰る。

そして、人間よりも高級な犬のご飯が誕生した。

「タロは人間より贅沢やわ、ほんと困ったもんやわ。」祖母は言いながらせっせとご飯を作っていた。

ある年のエイプリルフールの事だ、従兄が毎年のエイプリルフールのネタに困ったか、朝から大声でこう言った。

「タロが死んだ。」

祖母は腰を抜かすほど驚いて、伯母が外に見に行って、エイプリルフールで言ったのだと解っても、従兄はたいそう叱られたそうだ。

「エイプリルフールの嘘やん。」と本人は言っていたようですが、人間には言って良い事と悪い事が有る。

そんな訳で私は生まれてこの方嘘などついたことはございません、悪しからず。

いつも、有難う御座います。