※Webサイトに掲載している記事のダイジェスト版となります。
■『マーケットイン』とは?
『マーケットイン』とは、あらかじめ市場や顧客のニーズを調査・把握し「マーケットや顧客が求めているモノを開発し提供するマーケティング手法」のことです。
◆『マーケットイン』のメリット
『マーケットイン』を採用することによるメリットは、以下の3つが挙げられます。
●顧客のニーズを満たす商品・サービスを提供できる
●売上の見通しを立てやすい
●商品やサービスの開発目標を設定しやすい
◆『マーケットイン』のデメリット
一方、『マーケットイン』を採用することによるデメリットは、以下の3つが挙げられます。
●爆発的な売上・ヒットは見込みにくい
●他社が類似品を展開しやすく差別化が難しい
●自社のブランドイメージとの乖離も
■『プロダクトアウト』とは?
『プロダクトアウト』とは、「自社ならではの独自性のある商品やサービスを開発し提供するマーケティング手法」のことです。
◆『プロダクトアウト』のメリット
『プロダクトアウト』を採用することによるメリットは、以下の3つが挙げられます。
●競合他社との差別化を図りやすい
●大ヒットすれば爆発的な売上が得られるかも?
●コストを抑制できる
◆『プロダクトアウト』のデメリット
『プロダクトアウト』を採用することによるデメリットは、手法の性質上、受け手である顧客や消費者のニーズに合致するとは限らないため、売上が発生しなかったり、伸び悩んでしまう恐れが生じてしまう点が挙げられます。
■『マーケットイン』と『プロダクトアウト』の違い
マーケットインとプロダクトアウトの違いとしては、以下の点が異なります。
●開発についての『思想』
●開発の方向性
●アプローチする『ニーズ』
●導入に適したタイミング
◆開発についての『思想』
マーケットインは「売れるモノを作る」という思想であるのに対して、プロダクトアウトは「良いモノであれば売れる」という思想である点が、違いの一つと言えます。
◆開発の方向性
上述の『思想』に関連しますが、マーケットインは「ユーザーのニーズを満たすモノ」、プロダクトアウトは「作り手の独自性を活かしたモノ」という、開発の方向性・軸が異なります。
◆アプローチする『ニーズ』
マーケットインは顧客や消費者が認識できる「顕在化したニーズ」を対象にしますが、プロダクトアウトはまだ認識できていない「潜在的なニーズ」に対してアプローチする手法となります。
◆導入に適したタイミング
1950年にジョエル・ディーン 氏 が提唱した、製品の売上と利益の変遷を「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つに分類し、それぞれの段階に適した戦略を示した『プロダクトライフサイクル』。
この理論に当てはめると、マーケットインは顧客や消費者のニーズを起点としているため、安定的な売上が予測できることから、市場の「成長期」に導入するのが効果的とされています。
一方、プロダクトアウトは開発する企業の独自性のある技術力やノウハウが起点となっているため、「導入期」もしくは「成熟期」に導入するのが効果的と言われています。