※Webサイトに掲載している記事のダイジェスト版となります。
■『小さな池の大魚効果』とは?
レベルの低い他者・集団と比較する際、自己概念が高まるようになる『小さな池の大魚効果(Big Fish Little Pond Effect)』。
つまり、レべルが低い集団を「小さな池」、能力が高い人を「大きな魚」に例え、所属する集団が競争の少ない環境である「小さな池」の場合、能力の高い「大きな魚」は自己肯定感が高まり、成果を出しやすくなります。
その一方で、「大きな池=レベルが高い他者・集団」に「小さな魚=能力の乏しい人」が所属すると、自己肯定感が低くなってしまうという現象を意味しています。
◆提唱したのは?
この『小さな池の大魚効果』は、アメリカの社会学者であるデイビスが、論文の中で “Big-fish–little-pond” という格言を引用したことが由来として知られており、その後、オーストラリアの教育心理学者であるマーシュがこの効果についての実践的な検証を行いました。
◆発生するメカニズム
日本語で『井の中の蛙効果』と呼ばれる『小さな池の大魚効果』は、人間の無意識に周囲と相対的に比較する心理によって生じるとされています。
■『小さな池の大魚効果』の発生例
『小さな池の大魚効果』は、元々、学業における心理効果を表した言葉ですが、以下の通り職場にも当てはめて考えることができます。
●学校教育において
●職場環境において
◆学校教育において
自分の学力よりも低い学校(小さな池)に進学すると、周囲と比較すると相対的に優秀(大きな魚)になり、好成績を維持できるため自己評価やモチベーションを高く保つことができるようになります。
一方で、自身の学力に対してレベルの高い難関進学校(大きな池)に入ると、周りには自分より優秀な学生が多くいるため、「小さな魚」は次第に有能感や自信を失ってしまうようになり、学習意欲や成績が低下するようになってしまいます。
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