ミスや失敗をしても好感度が上がる!?『プラットフォール効果』

ミスや失敗をしても好感度が上がる!?『プラットフォール効果』

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※Webサイトに掲載している記事のダイジェスト版となります。

■『プラットフォール効果』とは?

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『プラットフォール効果(Pratfall Effect)』とは、有能な人が起こすミスや失敗は、かえって好感度を上げる現象のことです。

「ミスや失敗をすると好感度が上がる」というのは矛盾しているように感じられますが、普通の人ではなく周囲が認めていたり成果を上げている「有能な人」がミスや失敗という「弱み」を見せると、親近感が増し魅力的に感じられるようになる、というわけです。

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どんなに優れた人物でも時には失敗することがある、という教訓「弘法にも筆の誤り」があります。

書の名人である弘法大師(空海)でさえ、時には書き損じる、という逸話から生まれた言葉として知られていますが、この空海も『プラットフォール効果』によって、書き損じた際には周囲から親近感をさらに得たり魅力的に見られたかもしれません。

 ◆提唱したのは?

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この『プラットフォール効果』は、アメリカのカリフォルニア大学の心理学者である エリオット・アロンソン によって提唱された概念です。

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エリオット・アロンソン は以下の実験によって『プラットフォール効果』を明らかにしました。

●実験の被験者に2種類のテープを聴かせて「好感度がどのように変化したか」を聴取。
●1つ目のテープ:録音されているのは「クイズ番組のオーディション」。前半ではクイズの達人が回答し93%の正答率。後半では素人が回答し30%の正答率→「クイズの達人」に好感を持つ。
●2つ目のテープ:録音されているのは「クイズの達人と素人それぞれがスーツにコーヒーをこぼした声」→「クイズの達人」の好感度はさらに高まり、「クイズの素人」の好感度はさらに下がった。

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クイズの達人と素人のどちらも「スーツにコーヒーをこぼす」というミスをしたにも関わらず、クイズの達人の方は「(達人も)ミスをするものだ」と親近感を得て、評価が下がるどころか上がることになりました。

■『プラットフォール効果』によって生じるメリット

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前述の実験の通り、『プラットフォール効果』は、親近感が高まり魅力的に見られやすくなるため、好感度を上昇させる要因となります。

周囲に認められていたり成果を上げている「有能な人」を見ると、「自分とは違う」「近寄りがたい」という印象を抱きがちですが、そういう人のミスや失敗、うっかりした場面に遭遇すると、その人に対して良い印象を持ちやすくなる、というわけです。

■プラットフォール効果と『自己開示』

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自身のプライベートな情報を他者と共有する行為を指す『自己開示(Self Disclosure)』。

『自己開示』を行うことで、開示を受けた相手から好意を抱き、信頼が増すことが示されています。

この『自己開示』を、「有能な人」が「弱み」を共有することで『プラットフォール効果』が生じるようになります。

■プラットフォール効果と『美しい混乱効果』

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自分が弱みをさらけ出した際、自分自身に対して無能に感じやすくなる一方で、受け手からは好意的に評価される現象を意味する『美しい混乱効果(The Beautiful Mess Effect)』。

『プラットフォール効果』『美しい混乱効果』のどちらも「弱みを見せる」ことで好影響をもたらすという点では共通していますが、『美しい混乱効果』は「有能な人」に限らず生じるのが違いと言えます。

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