※Webサイトに掲載している記事のダイジェスト版となります。
■『シャーデンフロイデ』とは?
ドイツ語の「Schaden(害)」と「Freude(喜び)」を組み合わせた言葉で、他人の不幸や失敗を喜ぶ感情を意味する『シャーデンフロイデ(Schadenfreude)』。
不幸な目に遭った人に対して「かわいそうに」と同情心が湧くのが多くの人の反応ですが、人間には時に「いい気味だ」とあざ笑う気持ちを抱く一面があることを示した言葉として知られています。
日本には古くから「隣の貧乏鴨の味」「人の不幸は蜜の味」という言葉がありますが、「(鴨の味が)おいしい」「(蜜の味は)甘い」というワードが人の不幸を喜ぶ「隠語」として使われてきたのだと思われます。
現在では、ネットスラングの「メシウマ(他人の不幸で今日もメシがうまい)」といった表現で受け継がれています。
◆不幸なことが起こったり失敗したことが「ポジティブ」に作用することも
余談ですが、不幸なことが起こったり失敗したとしても、周囲の人たちから高く評価されていたり、信頼を得ている人であれば『プラットフォール効果』が作用し、より親近感を持たれるようになることもあります。
■『シャーデンフロイデ』の発生例
この『シャーデンフロイデ』は、私たちの日常生活の中でも身近に見られる現象です。
●スポーツの試合で対戦国に勝利すると・・・
●あおり運転や迷惑行為をしている人が逮捕されると・・・
●著名人が不祥事で叩かれたり謝罪会見をしていると・・・
●ライバルが失敗したことを見聞きすると・・・
●競合他社の業績が落ち込んでいることを知ると・・・
◆スポーツの試合で対戦国に勝利すると・・・
スポーツ観戦でも『シャーデンフロイデ』は発生します。
例えば、サッカーの国際大会などで熱狂的に自国のチームを応援し勝利すると、敗北した対戦国に対して『シャーデンフロイデ』を強く感じるようになります。
◆あおり運転や迷惑行為をしている人が逮捕されると・・・
ほかにも、テレビやSNSで取り上げられる、あおり運転をする人や迷惑行為をする人が警察に逮捕されると「ざまあみろ」「いい気味だ」といった感情が湧くのも『シャーデンフロイデ』の例と言えます。
◆著名人が不祥事で叩かれたり謝罪会見をしていると・・・
不祥事や不倫が発覚して芸能人がメディアに取り上げられたり、政治家が失言によって謝罪会見をしている光景をみると、自分とは何の関係がなく、何も迷惑を被っていないのに気持ちがすっきりしたり、興奮する感情も『シャーデンフロイデ』が生じていると言えます。
◆ライバルが失敗したことを見聞きすると・・・
ビジネスシーンにおいては、ライバル関係にある同期が、業務を進める中で失敗してしまった時に、表に出さないものの内心では喜んでしまう。
このケースも『シャーデンフロイデ』の発生例の1つです。
◆競合他社の業績が落ち込んでいることを知ると・・・
一方で、ポジティブなケースもあります。
例えば、社内のマーケティング部署が、組織を横断したプロジェクトで市場シェアを獲得したことで、競合他社の業績が落ち込んでいることを見聞きした際、自社内で一体感や結束力が高まるようになることもあります。
共通の感情を分かち合うことで、組織に所属するメンバー同士の絆が深まるようになる、というわけです。
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