■『ホットリーディング』とは?
『ホットリーディング(Hot Reading)』とは、これから会う相手のことを事前に調べ、会話の中で言い当てたかのように見せて信頼を得る、という心理テクニックのことです。
占い師や心理カウンセラーなどの専門家が用いる手法として知られており、あらかじめ得た情報を使って「偽装」し、相手に対して「読み取り(リーディング)」が正確であると信じさせることで、能力や洞察力を持つ人物であると思わせる効果が期待できるようになります。
■『ホットリーディング』のメリット
この『ホットリーディング』を活用することで、以下のような効果が期待できるようになります。
●初対面でも会話が弾みやすい
●親近感を覚えてもらいやすい
●悪い印象を与えることを回避できる
◆初対面でも会話が弾みやすい
事前に相手の趣味嗜好や好きなことをリサーチしておくことで、初対面でも話を振りやすくなるとともに、会話を広げることも可能になります。
◆親近感を覚えてもらいやすい
調べておいた情報を活用することで、相手は自身との共通事項をきっかけに親近感を覚えやすくなります。
◆悪い印象を与えることを回避できる
事前に相手の情報を調べる中で、会話で「避けるべき話題」を把握できることも。
「話題選び」を間違えてしまうと、相手に悪い印象を与えることになってしまうため、『ホットリーディング』がリスク回避につながります。
■『ホットリーディング』を活用する際の具体的な流れ
『ホットリーディング』を行う際の、具体的なフローとしては以下のような流れとなります。
①事前準備・調査・・・対象者の「パーソナルな情報」「パブリックな情報」を収集する。
②隠蔽(偽装)・・・収集した情報を隠し、あたかもその場で「読み取った」かのように提示する。
③信頼の獲得・・・事前に調べた情報を元にコミュニケーションをとることで、「この人は理解している」という印象を与えて信頼関係を築きやすくなります。
■『ホットリーディング』の身近な例
日常で遭遇する『ホットリーディング』の例としては、以下が挙げられます。
特に、「スピリチュアル」「怪しげな」ケースが多いのが特徴と言えます。
●占い師
●詐欺師
◆占い師
占い師が『ホットリーディング』を用いる場合、顧客が来店する前にSNSアカウントなどをチェックし、「つぶやき」の中から好きな物や最近の出来事を調査します。
その後、接客をする中で、「霊的な洞察」を装って調査情報を提示することで、「この占い師は特別な力を持っている」という印象を顧客に与え、信頼を得るようにするというケース。
◆詐欺師
詐欺師の場合、ターゲットに定める人に関する情報を、ソーシャルメディアやインターネットで調べ、その人が直面している問題を見つけます。
その情報をもとに、ターゲットと対面する中で「自分はその問題を解決する専門家」であるかのように装います。
ターゲットになる人は、「専門家」を装う詐欺師が「自分が抱える問題について詳しく知っている」ことで信頼し、その詐欺師が提案する解決策(金銭的な負担を強いること)に同意してしまいやすくなってしまうのです。
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