「誰かに相談してみたい」
そう思っても、
「でも、何を相談したらいいんだろう」
となることってありませんか?
やりたいことが、はっきり決まっているわけじゃない。
商品案があるわけでもない。
悩みも、うまく説明できない。
ただ、
「このままじゃ嫌な気がする」
「何か始めてみたい」
「私にも何かできることがある気がする」
そんな、まだ輪郭のない気持ちだけがある。
すると、
「もう少し考えがまとまってから相談しよう」
と思ってしまうんですよね。
でも私は、
相談するために、考えをまとめなくてもいい
と思っています。
まとまらないからこそ、誰かに話していい
相談というと、
「悩みを明確にして」
「質問を整理して」
「何を聞きたいか決めて」
から行くもののように感じるかもしれません。
でも、本当は逆のこともあります。
一人ではまとまらないから、誰かに話す。
話しているうちに、
「あれ、私が気になっていたのはこっちだったんだ」
「本当はこれが嫌だったんだ」
「私、こんなことをやってみたかったんだ」
と、自分の中にあったものが見えてくる。
最初から答えを持っていなくてもいいんです。
むしろ、答えがないところから話すからこそ、見つかるものもあります。
「うまく話せない」は、悪いことじゃない
人に相談するとき、
「ちゃんと説明しなきゃ」
と思う人も多いと思います。
でも、私は人の話を聞くとき、
きれいに整理されていることをあまり求めていません。
話が飛んでもいい。
同じ話を何度してもいい。
途中で、
「何が言いたいのか分からなくなりました」
となってもいい。
むしろ、そういう“まとまっていない言葉”の中に、
その人らしさが出ることがあります。
何度も出てくる言葉。
急に熱が入る話。
逆に、言葉にしようとすると詰まるところ。
本人は何気なく話したことなのに、
そこに大事なテーマが隠れていることもあります。
だから、
うまく話せることと、ちゃんと自分を理解できていることは、
別物だと思っています。
一人で考えていると、同じところを回り続けることがある
何かを考えようとして、
ノートを開く。
SNSを見る。
検索する。
また考える。
でも、結局よく分からない。
そんな経験がある人もいるかもしれません。
一人で考えることは大切です。
でも、自分のことを自分だけで見ようとすると、
どうしても同じ視点の中をぐるぐるしてしまうことがあります。
自分では、
「これは大したことじゃない」
と切り捨てていることが、他の人には大事に見えたり。
「ここが問題だ」
と思っていたところとは、別の場所に本当の引っかかりがあったり。
誰かに話すことで、初めて違う角度から自分を見ることができます。
相談する前に、完成させなくていい
たとえば
「何か仕事にできることを探したいです」
これだけでもいいと思うんです。
「今の生活に大きな不満はないけど、何か物足りないです」
「Instagramを見ていると、私も何かしたくなるんです」
「何かしたい気持ちはあるけど、本当に何も思いつきません」
でもいい。
それは、十分に“相談の始まり”になります。
最初から商品名を決めなくていい。
ターゲットを決めなくていい。
「私はこれをやります」と宣言できなくていい。
まだ分からない、という状態ごと持ってきていい。
そこから一緒に見ていけばいいんです。
私が「話すだけ」にした理由
思考編集室|THINK EDITでは、Zoomではなく、
音声を送っていただく形にしています。
それは、
「相談するために時間を空けなきゃ」
「ちゃんと話せるように準備しなきゃ」
というハードルを、できるだけ小さくしたかったからです。
家事が終わったあとでも。
通勤中でも。
一人になれたタイミングでも。
思いついたことを、そのまま話してもらえればいい。
聞かせてもらった言葉の中から、
大切にしていること。
強み。
これまでの経験。
やってみたいこと。
商品の種になりそうなもの。
今はまだ決めなくていいこと。
次の一歩。
そんなものを整理していきます。
まとまってから動く、ではなく
「もう少しまとまってから」
「もう少し自信がついてから」
「もう少し勉強してから」
そう思っていると、始めるタイミングはなかなか来ないことがあります。
でも、
まとまっていない状態で一度外に出してみる。
それだけで、次の一歩が見えることがあります。
自分一人で完成させてから誰かに見せるのではなく、
未完成のまま話してみる。
その中から、
「これならできそう」
が見つかれば、それで十分です。
もし今、
「相談してみたいけど、何を相談したらいいか分からない」
と思っているなら、
その状態のままで大丈夫です。
相談するために、考えをまとめなくていい。
まとまらないからこそ、話してみる。
そこから見えてくるものがあります。
思考編集室|THINK EDIT
まとまらないまま、話してください。
整理するところから、一緒に始めます。