「何か始めてみたい」
そう思ったとき、多くの人が最初にぶつかるのが、
「でも、私には何もない」
という感覚です。
資格もない。
特別な実績もない。
人に教えられるような専門知識もない。
だから、自分には商品にできるものなんてない。
そんなふうに思ってしまう。
でも、私はたくさんの人の話を聞いてきて、むしろ逆だと感じています。
「私には何もない」と言う人ほど、
話を聞いてみるとちゃんと何かを持っている。
ただ、自分にとって当たり前すぎて、
それを価値として数えていないだけなんです。
強みは「すごいこと」とは限らない
強みというと、
「資格がある」
「売上実績がある」
「何年も専門職をしてきた」
みたいなものを想像しがちです。
もちろん、それも立派な強みです。
でも、それだけではありません。
たとえば、
人の話を聞くのが得意。
何かを分かりやすく説明するのが得意。
予定を組み立てるのが得意。
場の空気を読むのが得意。
落ち込んでいる人に声をかけるのが得意。
好きなことを調べ始めると止まらない。
こういうものも、その人らしさです。
でも本人にとっては、あまりにも自然にやっているので、
「え、これって強みなの?」
となる。
実は、そこにその人ならではの価値が隠れていることがあります。
自分では「普通」でも、他の人には普通じゃない
たとえば、あなたが友達からよく相談を受ける人だとします。
本人は、
「ただ話を聞いてるだけ」
と思っているかもしれません。
でも相手からすると、
「否定せずに話を聞いてくれる」
「頭の中を整理してくれる」
「話したあと気持ちが軽くなる」
という価値を感じているかもしれない。
これは、本人にとっては“普通”でも、相手にとっては普通じゃない。
強みって、こういうところに隠れていることが多いです。
過去の経験も、商品の種になる
もうひとつ大きいのが、これまでの経験です。
うまくいったことだけではありません。
悩んだこと。
失敗したこと。
遠回りしたこと。
乗り越えてきたこと。
そこにも、その人にしか持てない視点があります。
自分が過去に悩んだからこそ、同じことで悩む人の気持ちが分かる。
自分が試行錯誤したからこそ、どこでつまずくか分かる。
これは、資格だけでは作れない強みです。
「足す」より先に、「もうあるもの」を見る
何か始めたいと思ったとき、
「資格を取らなきゃ」
「もっと学ばなきゃ」
「何か新しいスキルを身につけなきゃ」
と、外側に何かを足そうとしがちです。
もちろん、学ぶことは悪くありません。
でも、その前に一度、
「私はすでに何を持っているんだろう」
と見てみてほしいんです。
これまでどんな経験をしてきたのか。
どんなことを長く続けてきたのか。
人から何を頼まれることが多いのか。
何をしているとき、自分らしいと感じるのか。
何について話すとき、なぜか熱が入るのか。
そこに、これからの商品や仕事につながるヒントがあることがあります。
私自身も、あとから気づきました
私も最初から、
「私は人の核を見ることが得意です」
なんて分かっていたわけではありません。
コミュニティ運営、占い、個人のプロデュース。
一見すると、バラバラな仕事です。
でも振り返ると、ずっとやっていたことは同じでした。
その人の中にあるものを見つけること。
話を聞いて、
「この人は本当は何を大切にしているんだろう」
「この人らしさはどこにあるんだろう」
と考えること。
いろんな経験をしたあとに、ようやく一本の線として見えました。
だから、自分の強みがまだ分からない人も、
「見つかっていないだけ」
ということがあります。
「何もない」と決めつけなくていい
もし今、
「私には何もない」
と思っているなら、
まだ結論を出さなくて大丈夫です。
あなたに何もないのではなく、
まだ、自分の中にあるものを価値として見られていないだけかもしれません。
自分では普通だと思っていること。
昔から自然に続けてきたこと。
人からよく頼られること。
なぜか気になってしまうこと。
そこを、少しずつ拾っていく。
それだけでも、自分の見え方は変わっていきます。
思考編集室|THINK EDITでは、
「私には何もない気がする」
「何を商品にしたらいいか分からない」
という段階から、お話を聞いています。
外から答えを足すのではなく、
あなたの中にすでにある経験や強み、想いを見つけて、
「これなら私にもできそう」
と思える形に整えるためのサービスです。
まとまっていなくて大丈夫です。
まだ自分では見えていないものを、一緒に見つけていきます。