【第2回】犬の無駄吠えについて

【第2回】犬の無駄吠えについて

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心の中でくすぶる「情緒的興奮」の正体

犬が吠える理由の根底にある、1つ目の状態が「情緒的興奮」です。
これは、外的な特定の刺激(インターホンや通行人など)に対して瞬発的にスイッチが入るものとは全く異なります。

情緒的興奮の本質は、犬の心の中で長い時間をかけてストレス、寂しさ、あるいは不安といった感情がマグマのようにくすぶり、それが一定量を超えた瞬間に、文字通り「口から溢れ出てしまう」状態を指します。
代表的な例が、オオカミの血を引く犬たちの本能でもある「遠吠え」です。
また、明確な対象がないのに、どこか物悲しそうにポツリポツリと、あるいはダラダラと声を出し続ける「フ〜ン、フ〜ン」「ハァ〜ン、ハァ〜ン」などの状態もこれに該当します。

このとき犬の脳内は、何かに怒っているというより、抑えきれない内面のエネルギーの「排出口」として声を使っています。
急激ではない、少しずつの心情の昂る変化とも置き換えられるでしょう。
だからこそ、この情緒的興奮に対して「いけない!」と厳しく叱ったり、天罰を与えたりするしつけは完全に逆効果です。

犬自身もコントロールできない心のくすぶりが原因だからです。

では、私たちが日々の暮らしの中で本当に困っている、あのインターホンや要求時の激しい吠えの正体は何なのか?
次回、2つ目の本質である「感情的興奮」のリアルな正体に迫ります。


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