話がまとまっていなくても、企画書は作れます
「企画書を作りたいのですが、まだ頭の中が整理できていません」
こうしたご相談を受けることがあります。
けれども、私は、話がまとまっていないことを問題だとは思っていません。
最初からきれいに整理された企画を持っている人は、実はそれほど多くありません。
「こんなことをしたい」
「でも、誰に頼めばよいか分からない」
「費用や手順も見えていない」
「そもそも、自分の考えが企画になるのか自信がない」
こうした断片の中に、その人が本当に実現したいことが隠れています。
私は市役所で長く仕事をし、その後、行政書士、飲食店経営、文章を書く仕事に携わってきました。
仕事の種類は違っても、共通していることがあります。
それは、相手の話を急いで結論にせず、まず受け止めることです。
企画書を作るときも、いきなり文章を書き始めるわけではありません。
まず、話やメモの内容を、次の三つに分けていきます。
一つ目は「現在分かっている事実」。
二つ目は「実現したいこと」。
三つ目は「これから決めなければならないこと」です。
この三つを分けるだけで、頭の中にあった混乱が少しずつ整理されていきます。
次に考えるのは、その企画書を誰が読むのかということです。
自分自身の整理のために作る企画書と、社内で承認を得るための企画書、取引先や行政機関へ説明するための企画書では、必要な内容も言葉も違います。
大切なのは、立派な言葉を並べることではありません。
読んだ相手が内容を理解し、次の判断や行動に進めることです。
文章を整えるというのは、その人らしい言葉を消すことではありません。
むしろ、話の中にある大事な思いを見つけ、それが相手へ届く順番に並べ直す作業だと考えています。
話がまとまっていなくても構いません。
短いメモや箇条書き、まだ形になっていない構想からでも、企画の骨組みは作れます。
これからココナラでも、話やメモを整理し、企画書や説明文として使える形に整える仕事を準備していきます。
「うまく説明できないから相談できない」と思わず、まずは今考えていることを、そのまま言葉にしてみてください。
そこから、一緒に形を見つけていくことができます。