【ウラウタ】オリジナル楽曲 bd について

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音声・音楽

市川 hero貴音楽クリエイター

2021/12/31 02:22

久しぶりに唄を書きました。

書いて投稿しました。bdって唄です。

今回はこの唄についてお話しようかと思います。

※注意事項※

このページでは作者として楽曲の全てを語っています。

唄の解釈や受け取り方は視聴者である皆様の自由であり全てです。

もしこのページは読むことによって、唄へのイメージが変わってしまう事もありえます。

それでも大丈夫という方だけこの先をお読みください。

ご協力、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

クレジット

music/movie : hero

illustration : 帆波　綾

vocal : flower

制作経緯/込めた想い

今僕は、個人事業主としてクリエイターとして色々と頑張ってる身なのです。

まぁ時間も体力も気力も少ないわけです。でもね、

ずっと思ってたんですよ。そろそろ久しぶりに自分のオリジナルの唄をまた書き始めたいなって。んで重い腰上げて1年以上ぶりに約一日で出来上がったのがこいつです。どうです？

制作経緯がどうでもいい。別に何か伝えたい事がある訳でもなく、創りたいと無我夢中に思っただけというね。（でも創る理由なんてそれで充分だと思ってます）

だからね、僕はこの唱に込める想いとかメッセージを準備しそこねました。

この唄には何も入っていません。空っぽの唄です。０です。

でもこの唄には僕の空っぽの無意識の感情がきっと入ってます。

今回の楽曲のテーマは、『空っぽ/０、そして0×0は∞です』ってちょっと中二病チックなこと。

タイトルについて

タイトル：bd

この楽曲名の意味についてですが、

まず今回の楽曲のテーマに『ループ』『空っぽ』みたいな意味が込められています。

無限大とかって『どこまでも果てしなく続く満ちた存在』という感じ方と同時にどこか『何もない0みたいな存在』って感じがしません？

この0、空っぽみたいな感じが僕の中で大切な存在になっていまして…

んで、ソラニンって漫画があるんですけどね。その中であるキャラクターが『0と0をくっつければ、∞になるんすよ』って言いながら手でＯＫみたいに輪っこを作ってくっつけるシーンがあるんです。

今回のテーマは∞。ただ∞ってタイトルにしても面白くないので、この手と手で輪っこを作って∞にしてる形を小文字のbとdで表したってだけなんですね。

何か相反する奴同士みたいでそこもちょっと気に入って面白いなと思ってこのタイトルです。

歌詞について

-----歌詞------

久しく唄書く

Ｆ（７/9）　Ｃｓｕｓ２

ただいま

一日の声

こんな空の唄

何の意味も無くて

ただ道の先

満ちる時を待つ

---------------

歌詞は最初、英語詩で行こうと思ってたんです。

楽曲の雰囲気的にもメロの響き的にも合うと思って。

んで、あわよくば英詩と日本詩、更に出来たら中国語詩まで混ぜてやろうとも思ってたんです。

どうしてそんな事しようかと思ったかといいますと、正直何言ってるか分からなくしたかったんですね。伝わんなくていいし、どちらかと言えば殆どいつかの僕や今の僕への唄なので。だし、日本語詞のままだと何か曲の雰囲気的にダサくなっちゃうかな～とか思って、3か国語を混ぜて歌わせるって案は前々から持ってたのでオリジナリティだと思ってやろうと思ってたんです。

ですけど、仮歌詞で試しに日本語で作詞して適当に歌わせて面白い加工してやったら思ったよりハマるし、加工のおかげでオリジナリティっぽさは少しは出たのでこれでいいなって思って。後、英詩や中国語歌詞はよくよく考えたらブランクがありすぎてやりづらかったし、そもそもflowerに歌わせるのもめんどいと思って…

歌詞の解説に入りますね。まず前半ですが、

”久しく唄書く”

これはこのまんまの意味なんです。僕自身が唄を創るのが久しぶりで、もしかしたら1年ぶり以上かもしれないですけど。それでこの詩。ちなみに僕はインストとかを曲って呼んでて、歌詞のあるボーカル楽曲を唄って呼んでます。なので曲はちょくちょく作ってました。

そんで、

”Ｆ（７/9）　Ｃｓｕｓ２”

これは、この唄のコード進行です。お気付きだとは思うのですが、この唄は非常にシンプルな構成で比較的タイトに纏めて、終始同じコード進行とメロディの繰り返しなんです。

前文の”久しく唄書く”に続けてこの”Ｆ（７/9）　Ｃｓｕｓ２”と続ける事によって、『ああ、久しぶりに作曲してコード進行をこうやって考えて創ってたんだな』みたいな創作風景を想像して欲しくて。

そして、”ただいま　一日の声”。

これは丸で『ただいまって言うのが一日の中で発する唯一の言葉』みたいな解釈ができてしまいそうなんですけど、作者の想い的には違くてですね…まず、”ただいま”は、久しぶりに唄を書いてきてこのボカロや自分の想いを音楽でしっかり表現する世界に帰ってきましたってのを言いたかったんです。こうやって動画にして投稿するのも久しぶりになると思って。自分とその場所にそう言ったんです。

んで、”一日の声”ってのは、前文の”ただいま”とは関連性がほぼ無く手ですね。

この唄を書き上げるのにほぼ一日しか掛かってないんです。０の状態からマスタリングまでほぼ一日だけです。そんな時間だけで書けてしまう唄、今の僕の中身はそれだけってのを言いたくてちょっと回りくどく”一日の声”って表現をしました。

でも”ただいま　一日の声”と書くことによって受け取り手によっては数行上に書いたように違った解釈ができて世界観の拡大ができるかなって思って面白いと思ってます。

では、後半ですが、

”こんな空っぽの唄　何の意味も無くて”

この辺はこれまでよりちょっとストレート気味の歌詞になってきますね。

前半の歌詞と込めた想い経緯とか見ていただくと分かると思うんですけど、正直この唄に対して込めるモノって何も無くてスッカラカンなんですよね。だって前半の歌詞なんて要約すると『久しぶりに唄を作りました。コード進行はこれです。あー久しぶりに動画投稿するなあ。でもこの唄って一日しかかかってなんすよね』って意味ですもん。別に大した事言ってないんですよね正直。そんな夢とか勇気とか不満とか特別な想いが籠ってる訳でもないんです。そして制作経緯的にも『久しぶりに唄を書いたんですけど、特に何も考えてなかったんで込める想いも何もありませんでした』って唄ですから。

だから”空っぽの唄”。この空っぽの唄には誰かが期待する様なモノは入ってないし意味も何もないんだよってのを言いたかった。

そして次に続く、”ただ道の先　満ちる時を待つ”。

この歌詞だけに僕のちょっとだけの本音が見えます。空っぽの唄だけど、この先こうやって音楽を好きで居続けてやってけば、いつか想いとか嬉しい事とかもっと色んな感情や想い出で満たされんのかな。いつかそうなりたいなって本音ではやっぱ想ってるんです。

道はそのまんま。この創作と付き合ってく人生。その道の先で満たされる時を夢見てんですね僕は。それを最後の最後に言ってんです。回りくどい唄ですねこれ。

後、もし気になった方がいれば軽く補足説明です。

アウトロで誰か何か言ってますね。あれ僕の声なんですけど、まず何語かっていうと日本語と英語を混ぜてます。上記の中にそんな言語を混ぜるっていう案を持ってるって言いましたねえ。それをここで実験的にやって何言ってるか曖昧にして、多言語感出してるだけです。

そんで何て言ってるかと言いますと、

『君が何て言うか分からない。　いつ報われるかも。

でも、創る事がオモシロい。』って言ってます。

最後の歌詞の所と被る所がありますが、この唄を聞いた人がこの唄に対してどんな感想や文句、批判批評を言うのかこの唄を誰かに聞かせる前の今の僕には分からない。

本当に満たされる時が来るのかも分からない。だけど、こうやって創る事は確かに面白いし楽しいってやっぱり思える。ってのを言いたがってますここで。

本当はここのアウトロは何も入れる予定は無かったんです。だけどこの唄の大半が完成して自分の部屋でデモを聞いてる時に久しぶりに『あ～俺がこんな音楽つくれたんだ。すげえじゃん、成長してんなお前。感動しちゃったよ。やっぱ面白いな創るのって。音楽って。』って凄い久しぶりに思えてしまって、おもわずその感触を残しておきたいって思って、こうやって自分の声で自分にしかより分からない様に入れました。

楽曲（オケ）について

バックについて語る事はあまりないのですが、とにかくいつも通り自分の好きな様に好きな音を紡いだだけですね。

最近、新音源としてKOMPLETE13やプラグイン入れたのもあってちょっとはクオリティ上がってると思うんですけど、そのKOMPETE内のギター音源にコードアシストみたいな機能がついてるんです。それ使いながら色々やってたら”Ｆ（７/9）　Ｃｓｕｓ２”という結構気に入った響きする2コードを見つけてしまって。最初、これを基盤にコード進行と構成を展開していってやろうと思ったのに、他のコード進行付けて拡げても何か気に入らなくて。

だからいっそこいつだけでいったらどうなんやろって思ったら十分でした。

ずっとこのコード進行しか繰り返してないし、ギターのアルペジオもずっと同じに繰り返しだし、メロディーもほぼ一緒。ただね、その分作りやすかったし、自分のやってみたいことが反映しやすかった。そして一工夫加える事もできた。今回のテーマは『∞』って事もあって最後唄が終わってから自然にリピートできる様にすればいいんじゃないかと思ったんです。終始同じコード進行の繰り返しだからほぼ自然に最初に繋げられる。そんな工夫もできた。

後は逆に同じ事の繰り返しなので飽きないようにってのは気を使ってます。

全体的に時間を2分短めで纏めて、部分でちょっとの違いをつけてたり。

後はボーカルの音つくりとかかな。

しっかり伝わらなくてもいいと思ってたからできる限り崩した声つくりにしました。

シンセ空間系を掛けまくり。おかげで浮遊感、オリジナリティ、狙った感じを出せました。

イラストについて

今回、動画にて使用させて頂いたイラストは、帆波　綾さんよりお借りしました。

久しぶりにこういったボカロ楽曲を創り、動画にする時にイラストを使おうか他の何か写真か何か撮って自分で作成しようか悩んでいたんですが、探して悩んだ挙句、帆波さんのイラストが目に留まり、イラストをお借りしました。

今回使用しているイラストは、特別に描いていただいたものではなく、既存の作品からお借りしました。本当は依頼して創ってもらいたかった…創ってもらいたかったけども！金がねえんじゃ…クリエイター界隈ではどうしてもこの金銭報酬関係で度々問題になりますが、価値が分かってるからこそ見合うお金が用意できん…良いイラストです。

本当は使用料だけでもお支払いしたかったのですが、帆波さん優しくて…無料で使わせていただきました…本当にありがとうございました。

動画に使用するイラスト、動画イメージはタイトルがbdと漫画ソラニン由来なのもあってか、ちょっと漫画タッチで且つ星空みたいな壮大なちっぽけさを感じるイメージでいました。ですが、帆波さんの絵と合わせてみたらマッチしてしまって、これでいくしかねえ！って感じでした。僕の動画にするには勿体ないいい絵ですよね。

帆波さんのイラストを見ていて、何点か本当に好きなやつが幾つかあったのですが、帆波さん特有のセンスが爆発して注ぎ込まれている絵が幾つかあるなって思ったんです。俺、絵なんて描けないからそんなこんな事言っちゃいけんと思うのですが、マジでこれは帆波さんっていう方のパワーと魅力が爆発してんな！って絵が幾つかあるんです。めちゃんこいいっす。勿論どの絵もいいです。でも全体的に漫勉なくいいなってより、中でもこれはすっげえ人によっては刺さる！って絵がね…

僕の音楽を通して、絵だけでもいいなって思ってくれた方は是非帆波さんの絵を覗きに言っていただけると僕もうれしいです。