【ボクアサ】機動戦士ガンダムUC

記事
音声・音楽
(`・ω・´)ゞヒロですっ。
ボクアサ 今回は【機動戦士ガンダムUC】です。
いきなり超有名大作ですが、もう普通にガンダムシリーズの中でも好きすぎるので紹介しておきますね。


あらすじ

『シャアの反乱』から3年、一年戦争から続く戦乱の世は、表面上には平穏を取り戻しているかのように見えた。
工業スペースコロニー〈インダストリアル7〉に住む少年バナージ・リンクスは、ある日、オードリー・バーンと名乗る謎の少女と出会う。彼女は、ビスト財団とネオ・ジオン残党軍『袖付き』による『ラプラスの箱』の取引を止めようと、単身行動を起こしたのだ。彼女に対し、協力するバナージ。
だが、同じく取引を妨害するため乗り込んだ地球連邦軍と『袖付き』との戦闘により、コロニーは戦場と化してしまう。オードリーを探して戦火を走り抜けるバナージは、『ラプラスの箱』の鍵となる純白のモビルスーツ、ユニコーンガンダムとの運命的な出会いを果たす。
『ラプラスの箱』とは何か―。
『箱』の抱く秘密とは何か―。
今、宇宙世紀 百年の呪いが解かれようとしていた。

音楽

サントラは澤野弘之(nZk)。
主題歌もほぼ澤野さんプロデュースで全体的に澤野さんらしい重厚感で、
宇宙SFが舞台のUCの世界観とのマッチは最高。
サントラの一つがニコニコ動画で有名なアレ。


見ようか悩んでる方へ

シリーズ
ガンダム
OVA / TV版と2種類ある。
全体で約9時間近く。

ジャンル
SF/ファンタジーアニメ/ロボット/アクション/サイボーグ

ストーリーの理解度/しやすさ
ガンダムシリーズなので、これまでの初代ガンダムから宇宙世紀を辿っている人は一番のめり込めるかと思います。
ただ、ガンダムを知らない方でも、このUCが最初でも十分に感動できると思います。
懸念点は、用語の難しさがあり、慣れてない方は時折置いて行かれる事があるかもしれません。

ストーリー背景の明るさ/暗さ
宇宙世紀のガンダムシリーズであるため、捉え方によってはちょっと暗めの方なのかな。
ただ鬱要素とかそういうものではない。主人公達のバックグラウンドや立場の在り方がそれぞれ重いという感じ。

グロイシーンがあるかどうか
戦争物なので、戦闘シーンでパイロットの死亡シーン等はある。
が、大袈裟のR18の様なグロさはないと思います。
どちらかというと一瞬の内に死んでしまうので『ああっ』って儚い感じ。

ヒロ流こんな方にオススメ
ガンダム(宇宙ロボット)が好きな方、特に宇宙世紀(初代ガンダムなど)で追っている方なら外せないと思います。
また、ニコニコ動画等でこのUCのサントラの一部が『流れ変わったな…』で有名になり、
中にはUCが見たことない方がいるかと思います。
是非そんな方にも見ていただくとサントラの凄さが実感頂けると思う。

ネタバレが嫌な方はここから下は感想だから見ないでね!!

ヒロの感想

【全体的】
はい最高ですUC。
元々ガンダムシリーズが好きなんですが、このUCは衝撃でしたね。
見終わって、何か壁に当たっても『それでも…』と言いたくなります。
魅力が溢れすぎていて幾らでも楽しめる作品だと思います。
もうね…ストーリーは勿論いいんですけど、一人一人のキャラクターの魅力が溢れているし、そのストーリーとキャラクターを引き立たせる為の音楽や演出全部すごすぎるの…

【ストーリー面】
ガンダムというお話自体、殆どが戦争が軸になっていて、戦争となれば2つ以上の対立する軍が戦うことになるんですよね。宇宙世紀ガンダムの場合、大きく連邦とジオンという2つ。でもこのUCやガンダムが一貫して伝えようとしている事の一つに『正しい戦争なんてない。敵味方関係なく人が死ぬ事が現実』というのを突き付けて受け止めて進もうとしているのが僕なりに感じられます。それを突き詰めると、じゃあ正しく真の平和に辿り着くには、どうすれば?っていう大きな大きな壁にぶち当たるんですよね。ここで難しいのはそれぞれの思い描く終わりの形があるという事。完全に通じ合えないから同じ心でいられないというもどかしさが難しくしているんです。このUCは、『それでも』どうにか足掻く、それでも心で感じる事を止めていけないと思うバナージ達のお話。
その葛藤の中でガンダムにおける、『ニュータイプ』の真の意味、内側に迫った作品だと思います。
正直、初代からガンダムを見ていてもニュータイプってはっきりとはどういうものかよくわからんのですよね。ちゃんとした定義が曖昧というか。
ただモビルスーツの扱いが上手いだけなのか、考え方捉え方が常人を逸しているだけなのか、じゃあ強化人間ってなんなのか。
オールドタイプとニュータイプという設定の上、人間の本質にただひたすら向き合っている作品とも思います。

【キャラクター達】
完成度が高い作品ってどれもそうですが、キャラクター一人一人が完全な一人の人間として出来上がっているんですよね。バックグラウンドまで。
このUCもそうだと思うんですが、ガンダムらしく設定が細かで且つそれぞれの立場とバックグラウンドが絡み合って葛藤がよく見えるんですよね。これまでの宇宙世紀ガンダムを見ている人であればより。
バナージという、ガンダムお馴染みの一般人から巻き込まれ、大人達の理屈に巻き込まれ、自分の知らない過去に振り回され、それでも自分を信じてUCと抗い続ける。
ミネバもザビ家の遺児で、サビ家の呪いの様な過去と思想にがんじがらめになりつつも自分の意志を貫く。
フロンタルはシャアのクローンで空っぽの器で心を必死に感じようとしてた。
マリーダもプルシリーズの生き残りで作られた根っこがない事に哀しみながらも心を手に入れた。
ジンネマンもピスト家の人達も船員みんなそれぞれ戦っているんですよね。過去とこれからの未来に向けて。
ストーリーを見ている中で例えばバンシィに乗ったマリーダがジンネマンと話すシーンや、リディの心の移り変わりのシーンとか表情でそれが伝わってくるシーンもすごいあるんですよね。
そしてセリフ言葉も。ロニの話とか印象的ですよね。あんなに悲しいジークジオンがあるのか、『俺たちの戦争は終わったよ』とか。あんなに旧式の機体で戦っていくジオン兵とか。
ガンダムの魅力の一つはアクションシーンもありますが、この言葉というツールを最大限使って分かり合おうとするシーンにもあると思います。

【音楽面】
僕、澤野弘之さんがめちゃくちゃ好きでファンなんですけど、
澤野さんを知り始めた作品でもありますUC。
キルラキルがもしかしたら先だったかもしれんけど。
このUCシリーズのサントラが凄くて今後もガンダム作品で澤野さんが起用されることが多くなりましたよねきっと。
このUCは澤野さん音楽でマジでよかったと思います。
これ以上ないくらいのマッチ感と世界観の支え方作りこみです。
澤野さん音楽の特徴として、重厚感があげられると思うのですが、UCではシーンによって繊細なタッチの音楽にもなり、ガンダムならではのSF神秘感も上手く表現されていて流石としか…
あと、澤野さん音楽のもう一つの特徴で楽曲名の付け方が超独特なんですよね。
パッと見、意味わからんのです。分解して感がるとああなるほどって名前なんですけど、その中の一つでマリーダのシーンなんかに使われる『MARIE』ってサントラがあるんですよね。そして作中歌で『RE:I AM』ってAimerボーカルの超いい曲があるんですけど、MARIE並べ替えるとREIAMになるんですよね。それ知ったときもう鳥肌でした。澤野さん音楽の楽しみ方の一つとして時に楽曲名に注目するのも面白いかもしれませんね。ただ、確か澤野さん自身が言ってたかもしれないのですが、『作品自他に注目してほしいので、楽曲名はあえて適当につけている』って言ってたので無理に注目する必要もないと思います。
UCの音楽面の魅力はもっとあって、
元々UCはOVAで全7エピソードだったんですよね。
んでその7エピソード分それぞれにボーカル楽曲を制作しているんです。
結構澤野さんが関わっているんですが、もう全部良すぎるんです。
RE:I AMやSterling childとかってもしかしてなんですけど、Aimerの人気が出始めたキッカケの曲だったんじゃって思ってます。
後、もう亡くなられてしまったブンブンサテライツも参加されてますね。
テレビ版になってからのIntoTheSkyもめちゃくちゃいい曲。
UCはサントラもボーカル楽曲も音楽はとにかくいいんで是非!!

最後に…

このUCのテーマの一つに『可能性』、可能性の獣というものがあります。
この可能性が何を指しているのか。
ニュータイプ、未来、人。作者は何を指して言ったのかわかりませんが、
受け取り手として僕はやはり都合良く、そして可能性を信じてそれでも前に進み続ける事ができればと思います。
このUCという作品が僕に与えてくれた可能性は確かに受け取りました。多くあります。
初めて見てからもう何年も経ってますが、当時見た時の衝撃が未だに背中を押してくれています。
魅力が本当にあふれている作品です。

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