こんにちは、元公認会計士のeesky福島です。
お金と幸福度の関係というと年収と幸福度という関係が有名です。
これは、年収が800万円を超えるとそれ以上年収が増えても幸福度はあまり変わらないというものです。
それよりも、趣味や家庭、友人関係などプライベートを充実させた方がよいというものです。
年収が増えるとその分長く働く事になったり、
プレッシャー(責任等)が大きい仕事になる事が多いので、
上記統計は個人的な感覚としてもそうだろうなと思います。
が、この結果により仕事よりもプライベートを優先させた方がよいという考え方は必ずしもそうは思いません。
というのも、お金と幸福度の関係については
年収というフローだけではなく資産(純資産の意味で以下同様)というストックでも考察すべきだからです。
少し古いデータですが、
米アリー銀行が2013年に25歳以上のアメリカ人1025人を対象に行った調査で、
貯蓄額別に「非常に幸せ」、「とても幸せ」と答えた割合は次のようなものでした(1ドル=105円換算。以下同)。
貯金額10万ドル(1055万円)以上 57%
貯金額2万~10万ドル(210万~1055万円)42%
貯金額2万ドル(210万円)以下 34%
貯金額ゼロ 29%
当然感じ方やどういった生活スタイルを好むかなどは個人差があるので、
「貯蓄ゼロ」でも幸福だという人も29%います。
ただ、全体としては、貯蓄が増えていけばいくほど、
幸福度は上がっています。
そしてこの調査によると、
そのピークは1億円だそうです。
1億円を超えると、
資産額ではもうあまり幸福度は上がらないという結果になっています。
*4000人の富裕層にも追加調査
ゆえに、年収800万円で資産を1億円をコツコツ貯めるというのが、
幸福度との関係では一番良いという事になります。
ただ、個人的な意見としては、
今の変化が激しく不確実性の高い世の中においては、
年収800万円が資産1億円(もしくは定年)まで続くという保証は誰にもないと思うので、
稼げるときに稼ぐという感覚も重要で、
短期的に年収ベースの幸福度が上がらないとしても、
資産ベースでの幸福度に軸を置き、
プライベートを多少犠牲にしてでもあくせく働く時期というものも重要だと考える次第です。
なお、そういう意味で収入が増えてもそれ以上に支出も増やすというのは、年収が上がり貯蓄は下がるという事になりお金と幸福度との関係においては最悪という事になります。
逆に、年収が上がっても質素倹約に勤め、
貯蓄を増やすという行為が後々最大の幸福度をもたらすと考える次第です。