置き場所が決まらない家で起きていること

置き場所が決まらない家で起きていること

記事
占い
鍵や鞄、届いた郵便物、買ってきたばかりの小物が、家の中をさまよい続けることがあります。ここに置こうと一度は決めたのに、数日たつと別の場所へ移っています。それが何週間も続くと、多くの方が「自分は物事を決められない人間なのだ」と考えはじめます。

よく語られているのは、置き場所が決まらないのは決断力の不足や、片付けの苦手さのあらわれだという見方です。この見方が広まるのには、理由があると思います。整った部屋の写真はいくらでも目に入りますし、片付けの手順はどれも「まず定位置を決める」ところから始まります。実際にそれで暮らしが整う方もいらっしゃいます。ですから、決まらないときに足りないのは自分の側だと感じてしまうのは、とても自然なことだと思います。

ただ、私が霊視と波動で住まいを見せていただくとき、置き場所が決まらない家から伝わってくるのは、だらしなさの気配ではありません。多くの場合そこに流れているのは、まだ決めるときではないという保留の感触です。

物の置き場所は、物そのものと、住む方の手の動きと、暮らしの流れが重なる点に生まれます。起きる時刻が変わった、働く場所が変わった、家族の帰る時間がずれた、以前ほど使わない物が増えた。そうした変化があると、手の動きも静かに変わります。手の動きが変わっている途中では、置き場所が一つに落ち着かないのが自然なのだと思います。決まらないのは性格の問題ではなく、暮らしの輪郭が描き変わりかけている時期だからということが少なくありません。

この時期に無理に定位置を決めてしまうと、決めた場所が三日で使われなくなることがあります。そして、使われない棚を見るたびに、また自分を責める方向へ戻ってしまいます。それは少しもったいないように感じます。

もし今、置き場所の決まらない物がいくつかあるなら、決める前に数日だけ、自分の手がどこへ置いたかを見てみてはいかがでしょうか。頭で考える前に、手のほうが使いやすい場所を知っていることがあります。そのうえで、迷っている物のための仮の置き場所を一つだけ作ってみてください。小さな籠でも、盆でも構いません。行き先の決まらない物が一か所に集まるだけで、家の空気はずいぶん落ち着きます。

置き場所が決まらない家は、整っていない家ではなく、これから整う形を探している家だと私は感じています。決まるまでに時間がかかっても、それをご自身の弱さとして数えなくてよいと思います。急がずに、手の動きが落ち着く場所を待ってみてください。

お住まいの気配をもう少し丁寧に見てほしいと思われたときは、よろしければ私のプロフィールページを覗いてみてください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す