相談の前に、遠慮が出るとき

相談の前に、遠慮が出るとき

記事
占い
鑑定のはじめに、こんな言葉をいただくことがあります。「こんなことで相談してもいいのでしょうか」「もっと大変な方がいらっしゃると思うので」。内容をうかがう前に、まず申し訳なさから話し始める方が、決して少なくありません。

打ち明けられる中身はさまざまです。職場で言いたいことを飲み込んでいる、家族との距離がうまくつかめない、好きな人からの返信が遅くて落ち着かない。どれも、ご本人は「大げさにするほどではない」と前置きされます。それでも、いざ話し始めると言葉が止まらなくなることがあります。長く誰にも言っていなかったのだと、そこで分かります。

波動をたどらせていただくと、相談内容そのものより先に、別のものが伝わってくることがあります。長いあいだ「自分の分を小さく見積もる」癖がついている方の気配です。誰かに時間を使わせること、手間をかけさせることへの、強い抵抗感です。周りをよく見ていて、空気を読むのが上手で、だからこそ自分の順番を後ろに回してきた方の形をしています。

その方々に共通していたのは、遠慮が謙虚さから来ているように見えて、実はもっと古い場所から来ていることでした。幼い頃、手を挙げても拾われなかった記憶。甘えたら困った顔をされた経験。言葉にならないまま残った「私の話は場を重くする」という感覚です。悪意のない小さな出来事が積み重なって、自分の声量を下げる習慣になっていることがあります。

私がその気配を受け取るとき、惜しいという思いが湧きます。悩みの重さに序列をつける仕組みは、どこにも存在しません。他の誰かが大きな荷物を抱えていることは、あなたの荷物が軽いことの証明にはなりません。比べた瞬間に、本来扱えたはずのものが扱えなくなってしまいます。

それに、小さいうちに言葉にしておいたものほど、ほどきやすい傾向があります。何年も煮詰まったものは、まず冷やす時間が必要になります。「まだ相談するほどではない」と感じる段階は、むしろ動きやすい段階かもしれません。

もしあなたが今、画面の前で「これくらいで頼るのは気が引ける」と感じているなら、その感覚そのものを一度見てみてください。それは本当に内容が軽いからでしょうか。それとも、重さを量る前にいつも自分を後ろへ下げてしまう、長年の手つきの方ではないでしょうか。

誰に話すかは、ご自身で選んでいただくことです。信頼できるご友人でも、ご家族でも、専門の相談窓口でもかまいません。ただ、話す相手を探す前に「話していい」という許可だけは、ご自分に出しておいていただきたいと思います。許可が出ていないと、どんな相手がいても言葉は喉から出てきません。

そして、もし声に出す練習の場として私を使ってみようと思われたときは、まとまっていない状態のままで来ていただいて大丈夫です。順序も結論もいりません。「何に困っているのか自分でも分からない」から始まる鑑定は、めずらしいものではありません。

お話ししてみたくなったときに、プロフィールページをのぞいてみてください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す