「貸して」と言われた日の、心の置き場所

「貸して」と言われた日の、心の置き場所

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占い
鑑定のお時間をいただいていると、お金にまつわるご相談がとても多いことに気づきます。なかでも繰り返し届くのが、身近な人から「少しだけ貸してもらえないかな」と頼まれたときの迷いです。そして、「断ったら、あの人との関係は終わってしまうのでしょうか」という問いを、多くの方が心の奥にそっと抱えています。

この問いを受け取ったとき、私はまず、ご相談者さまの周りに流れている波動を静かに感じ取るようにしています。すると、頼まれた金額そのものより、「断る私は冷たい人間なのではないか」という自分を責める気配のほうが、ずっと濃く漂っていることが多いのです。

お金を貸すかどうか迷うのは、相手を大切に思っているからこそです。気にかけていない相手であれば、そもそも迷うことすらないでしょう。ですから、迷っているご自分を責める必要はありません。

そのうえで、関係が終わってしまうのかという問いに、私はこうお伝えしています。人と人とのつながりは、一度の「はい」や「いいえ」だけで決まるほど、細い糸ではありません。これまで一緒に過ごしてきた時間や、交わしてきた言葉の積み重ねが、目に見えない太い縄のように二人を結んでいます。断ったあとに少しぎこちない時期が訪れることはあるかもしれませんが、それがそのまま終わりを意味するとは限りません。

反対に、無理をして貸したことで、かえって二人の間に距離が生まれてしまうこともあります。返ってくるかどうかを気にしながら会う日々は、どちらの心にも静かな重さを残しやすいものです。貸した側は言い出せない思いを抱え、借りた側は顔を合わせるたびに気まずさを感じてしまうことがあります。

迷ったときに、ひとつ試していただきたいことがあります。そのお金が手元に戻らなかったとしても、穏やかな気持ちで相手と向き合えるかどうかを、ゆっくり想像してみるのです。想像したときに体がふっとゆるむなら、それはあなたの心が「差し出してもいい」と感じている合図かもしれません。肩や喉のあたりがきゅっと固くなるなら、今はまだその時ではないという、内側からの小さな知らせとして受け取ってもよいでしょう。

断ると決めたときは、理由を細かく説明しすぎなくても大丈夫です。「今はお力になれないけれど、あなたのことは大切に思っています」と気持ちの部分を添えるだけでも、その誠実さは相手に伝わりやすくなります。お金ではない形で話を聴いたり、頼れる相談先を一緒に探したりすることも、立派な支え方のひとつです。

貸すことも、断ることも、どちらも相手を想う選択になり得ます。大切なのは、ご自分の心をすり減らさずに選ぶことです。あなたが穏やかでいられる答えが、結果として二人のご縁をやわらかく守っていくのではないかと、私は感じています。

おひとりで抱えるのが難しいと感じたら、私のプロフィールページを気が向いたときにのぞいていただけるとうれしいです。
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