子どもの進路に迷ったときの寄り添い方

子どもの進路に迷ったときの寄り添い方

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子どもの進路について、言葉が喉まで出かかって、そのまま飲み込んだ経験はないでしょうか。言えば口出しになる気がして、黙っていれば見捨てているようで、どちらを選んでも落ち着かない。そんなご相談を、私はこれまで何度も伺ってまいりました。

まずお伝えしたいのは、迷っていること自体が、あなたがお子さんをきちんと一人の人間として見ている証拠だという点です。相手を自分の延長だと思っている方は、迷いません。迷いは、相手と自分のあいだにきちんと境界線が引かれているからこそ生まれるものです。

そのうえで、私が波動を拝見していて感じるのは、親子のあいだに流れる気は、言葉そのものよりも「どんな状態から出た言葉か」に強く反応するということです。同じ助言でも、落ち着いた場所から出た言葉と、焦りから出た言葉では、届き方がまるで違ってまいります。ですから、何を言うかを考える前に、できることがあります。

一つめは、言いたいことを、口ではなく紙に出してみることです。心配していること、こうしてほしいと思っていること、それを一度すべて書き出してみてください。書いているうちに、多くの方が気づかれます。この不安は、子どものものではなく、自分自身が昔うまくいかなかった記憶から来ているのではないか、と。子どもの現実の心配と、自分の過去への後悔が混ざったまま話すと、相手には後者のほうが強く伝わってしまいます。書き分けるだけで、伝えるべきことがぐっと少なくなるはずです。

二つめは、助言ではなく、質問のかたちで手渡すことです。「そちらは大変だと思う」と結論を渡すのではなく、「そこを選んだとき、どんな一日を過ごすことになりそう」と尋ねてみる。あなたの心配は、質問という形をとると、相手の中で自分自身の考えとして育っていきます。押しつけられた答えは反発を生みますが、自分でたどり着いた答えは、その子の力になります。答えがすぐに返ってこなくても、問いは静かに残り続けます。

三つめは、あなたが心配していることを、隠さずに一度だけ言葉にしておくことです。黙って見守るのと、我慢して黙るのは、まったく別のものです。我慢は必ずどこかで漏れ出して、ため息や表情になって伝わります。ですから「私はこれが心配だと思っている。でも決めるのはあなただと思っている」と、一度だけ、静かに伝えてみてください。繰り返さないと決めておけば、それは支配ではなく、あなたの正直な気持ちの共有になります。伝えたあとに残る沈黙は、放置ではなく、信頼の時間です。

進路の選択に、絶対の正解というものはございません。仮に望まない道へ進んだとしても、その経験がその子を育てることは、決して珍しくないのです。あなたにできるのは、道を選んでやることではなく、どの道を選んでも帰ってこられる場所であり続けることだと、私は感じております。

言葉にならない部分を一緒に整理したいときは、プロフィールページをのぞいていただけましたら幸いです。
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