親を見送ったあと、心が追いつかないあなたへ

親を見送ったあと、心が追いつかないあなたへ

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占い
「親を見送ってから、もう何年も経つのに、気持ちの整理がつきません。私はどこかおかしいのでしょうか」。鑑定の場で、静かに、けれど幾度となく寄せられる問いです。今日はこの問いに、私なりの答えをお伝えしたいと思います。

まず、はっきりお伝えしたいことがあります。気持ちの整理がつかないことは、少しもおかしなことではありません。悲しみとは、故人への愛情がかたちを変えたものだと私は考えています。深く愛した相手であるほど、その不在に心が慣れるまでには長い時間がかかります。整理できないのは心が弱いからではなく、それだけ大切に想い続けてきた証なのだと思います。周囲がすっかり日常に戻っているように見えて、ご自身だけが取り残されたように感じる方もいらっしゃいますが、悲しみの歩幅は人によって違っていてよいものです。

「もっとできることがあったのではないか」という後悔を抱えていらっしゃる方も多いです。あの時こう言えばよかった、もっと会いに行けばよかったと、ご自身を責め続けてしまうのです。けれど、後悔の念が浮かぶのは、相手を大切に想う気持ちが今も生き続けているからにほかなりません。波動を視させていただくと、見送られたあとも、想いのつながりが穏やかに残っている方がほとんどです。こちらが案じるよりずっと安らかな気配を感じることが多く、むしろ残された側の自責の念だけが、ぽつんと取り残されているように映ることさえあります。あなたを責める気配は、そこにはほとんど感じられません。

だからこそ、無理に前を向こうとなさらなくてよいのだと思います。悲しみは乗り越えるものではなく、時間をかけて、そっと隣に置けるようになっていくものです。ふと思い出して涙があふれる日があってもかまいません。命日やお誕生日、季節の節目に心が揺れるのも、ごく自然なことです。お写真やお仏壇に向かって、今日あった小さな出来事を話しかけてみるのもよいでしょう。声に出して語りかける時間は、心の整理を少しずつ、やさしく進めてくれます。

そして多くの方が、いつからか、思い出したときに悲しさよりも先にあたたかさが胸に広がる瞬間が増えていったとおっしゃいます。その日がいつ訪れるかは人それぞれですから、どうか焦らず、ご自身のペースを大切になさってください。整理がつかないままのあなたも、そのままで十分に、故人を想う優しい方だと私は感じています。

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