いつもなんどでも

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あわてんぼうのサンタクロースはクリスマス前にやってきたり、どこかに体を勢いよくぶつけたのか、「あいたた、あいたた、これはいたいやつだ、いやーやっちゃった、もう若くないのに、トホホ……」
なんて言っています。

そこでふと、あわてんぼうじゃないサンタクロースもいるの!?と思ってしまったのです。
サンタクロースが一人しかいないのならば、サンタクロースにあわてんぼうという形容をしなくていいはずなのです。
一人しかいないサンタクロースがあわてんぼう、という性質を持っているならば、サンタクロースというだけで「あわてんぼうだよね、サンタさんは」と想像できます。

それにも関わらず「あわてんぼう」とつけるということは、あわてんぼう=サンタクロースではないと推測することができます。

つまりこの世界にはサンタクロースが複数存在していて、このクリスマスにフィーチャーされたのが、たまたま、あわてんぼうのサンタクロースだっただけということなのです。
プロディーサーの目にはあわてんぼうのサンタさんが光って見えたことでしょう。
プロデューサーがサンタクロースのスターを求めて逸材を探していた途中、なんだか忙しなくクリスマスの準備をしているサンタさんがいてなんだかとても目を引く。
彼の必死さや憎めないかわいさが、プロデューサーのプロデュース心を刺激して、あの有名な曲のアイデアへとつながっていったのです。
 そのプロデューサーが赴いたのがサンタクロース養成学校なのか、サンタクロース牧場なのかはわかりませんが、その場所では様々な個性を持ったサンタクロースが様々な思いで生きていたと思います。
運よく歌になって、あわてんぼうタイプのサンタクロースはスターに上り詰めることができましたが、それはたくさんいるサンタクロースの氷山の一角でしかなかったのです。

スポットライトの当たらなかったサンタクロースのことを思うと、なんだか切なくなってきて「君も本当はスターだよ。」とか「僕は君のこと知ってるよ、あわてんぼうじゃないサンタさんもいるの、知ってるよ!!」と言ってあげたくなりますよね。

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