毎月、代理店から報告書が届く。数字は並んでいるけれど、良いのか悪いのか判断できない。「予算を上げましょう」と言われても、根拠を聞きづらい。
この記事では、発注する側が自分で確かめられる10項目を、4つの面に分けて説明します。
■ 結論:見るのは「お金の行き先」
払った広告費が、お客さまになりそうな人に使われているか。判断の軸はこれだけです。
クリック単価が安い、表示回数が多い、といった数字は、それだけでは良し悪しを決められません。関係のない人にたくさん表示されていれば、数字は立派でもお金は漏れています。
報告書で判断がつかない理由は、たいてい3つです。数字が売上とつながっていない、比べる相手がいない、何を聞けばよいか分からない。次の10項目は、この3つを埋めるための質問でもあります。
■ 自分で確かめる10項目
管理画面を開ける方は画面で、開けない方は代理店への質問として使ってください。
お金の行き先
1. どんな言葉で検索した人に広告が出ているか(「検索語句」の一覧)
2. 「無料」「求人」など、買う気のない検索を外す設定があるか
3. 商圏の外や、営業していない時間に配信が多くないか
数え方
4. 問い合わせの数を、広告の画面で数えているか
5. その数が、実際に届いた問い合わせと大きくずれていないか
6. 電話・LINE・フォームのうち、どれを数えているか
見直しの頻度
7. 広告文や画像が、最後にいつ変わったか
8. 予算の配分に、一言で説明できる理由があるか
広告の後
9. 広告の先のページで、連絡先がすぐ見つかるか(スマホで押してみる)
10. 報告書に「次に何をするか」が書かれているか
■ つまずきやすい所
・管理画面を代理店が持っていて、そもそも見られないことがあります。その場合は「閲覧だけできる権限をください」と頼むのが第一歩です
・5の照らし合わせは、手元で問い合わせを記録していないとできません。今日から、問い合わせが来た日と経路をメモするだけでも十分です
・「おかしい」と気づいても、どれくらいの損か、どこから直すべきかは判断しにくいところです
結果の報告だけで次の手が書かれていない報告書は、見直しの手が止まっている合図と考えてください。
■ 代理店に聞くときの言い方
10項目を質問として使うときは、責めるような聞き方にしないほうが話が進みます。「今月の検索語句の一覧を見せてもらえますか」「問い合わせはどの方法で数えていますか」のように、事実を確かめる形で聞くと、相手も答えやすくなります。
答えを受け取ったら、先月と今月を並べて変化を見てください。同じ質問を毎月続けるだけで、運用の中身が少しずつ見えるようになります。代理店を変えるかどうかの判断は、その積み重ねを見てからでも遅くありません。
■ まとめ
・判断の軸は「お金の行き先」
・10項目を4つの面に分けて、画面か質問で確かめる
・最初の一歩は、検索語句の一覧を見せてもらうこと
一覧を見ても判断がつかないとき、代理店と話すための根拠がほしいときは、第三者として拝見することもできます。
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参考
・Google 広告ヘルプ「検索語句レポートについて」「除外キーワードについて」「アカウントへのアクセス権を管理する」(確認日: 2026-09-25)