「ごめん、今日会えなくなった」
楽しみにしていた約束がなくなった日。
本当は寂しいのに、「大丈夫だよ」と返した。
次に会ったときも、その話には触れなかった。
せっかく一緒にいられる時間を、気まずくしたくなかったから。
でも、一人になると思う。
「私、いつまで平気なふりをするんだろう」
こんにちは、澪月です。
今日は、好きな人の前でつい“理解のある自分”になってしまうあなたへ、お話しします。
「大丈夫」は、関係を守りたくて選んだ言葉
相手に事情があることは分かっている。
無理を言って、困らせたいわけではない。
何より、面倒な人だと思われて、今より会えなくなるのが怖い。
だから、言いたかった言葉を消して、短い返事に変える。
その「大丈夫」は、何も感じていないからではなく、大切な関係を失いたくなくて選んだ言葉なのかもしれません。
言えなかった自分を、責めなくてよいのです。
ただ、相手には「本当に気にしていない」と伝わっている可能性もあります。あなたが飲み込んだ気持ちまで、相手が分かっているとは限りません。
気持ちを伝えることと、要求を通すことは違います
「寂しかった」と言うのは、相手を責めること。
「こうしてほしい」と伝えるのは、わがまま。
そんなふうに考えていませんか。
けれど、自分の気持ちを伝えることと、相手に必ず応じてもらおうとすることは、別です。
例えば、会えなかった日のことなら、
「事情があったのは分かっているよ。ただ、楽しみにしていたから寂しかった。予定が変わると分かったときに、早めに教えてもらえるとうれしい」
相手の事情を受け止めながら、自分の気持ちや希望を伝えることもできます。
もちろん、言い方を整えれば必ず分かってもらえるわけではありません。
それでも、いつも平気なふりをする以外にも、伝え方を選べることは覚えておいてください。
伝える前に、三つに分けてみる
本音を話そうとすると、我慢してきたことが一度に浮かんで、何から言えばよいか分からなくなることがあります。
そんなときは、まず自分だけが読むメモに、三つに分けて書いてみてください。
何があったのか。
「会う予定が、当日に変わった」
そのとき、どう感じたのか。
「楽しみにしていたので、残念で寂しかった」
次から、どうしてもらえると助かるのか。
「変更の可能性があるなら、分かった時点で知らせてほしい」
「私のことなんて大切じゃないんでしょう」という言葉の奥にも、こうした具体的な気持ちや希望が隠れているかもしれません。
相手の本音を決めつけず、自分に起きたことから話す。
まずは、一つの出来事について伝えるだけでも十分です。
書いてみて、まだ送れないと思ったら、送らなくてもかまいません。自分の本音が分かることにも意味があります。
相手がどう受け止めるかも、大切な手がかり
勇気を出して話した後、思いどおりの返事が来るとは限りません。
すぐに返答できない人もいれば、希望に応えられない事情を説明する人もいるでしょう。
見ておきたいのは、希望が通ったかどうかだけではありません。
あなたの話を聞こうとしているか。
できないことにも、説明があるか。
意見が違っても、気持ちそのものを馬鹿にしないか。
反対に、本音を話すたびに怒られたり、関係を終わらせると脅されたりするなら、「自分の伝え方が悪いから」と一人で引き受けないでください。無理に話し合いを続けず、距離を置くことも選べます。
関係を育てるための努力を、あなただけが担う必要はありません。
「大丈夫じゃなかった」と、後から伝えてもいい
一度は「大丈夫」と返したことでも、気持ちを伝え直してかまいません。
「あのときは大丈夫って言ったけれど、実は少し寂しかった」
そんな一言から始めることもできます。
好きな人に優しくしたい気持ちは、大切なものです。
その優しさの中に、自分自身も入れてあげてください。
ご縁を大切にするために、いつも自分の声を小さくしなくてもよいのです。
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