おはようございます。
山口周さんの「ニュータイプの時代」という本があります。
本の中に、アリの例えが出てきます。
アリは巣の外に出てエサを探します。
エサを見つけたアリは、目標となるフェロモンを地面につけて
巣に戻ります。
同じ巣のアリは、このフェロモンに従って、エサと巣を往復します。
エサを効率よく巣に運ぶためには、フェロモンから外れないことが
大事になります。
観察をしてみるとフェロモンの道から外れるアリもいることが判明。
二種類のアリを、本で使われていた名前で呼ぶとしましょう。
フェロモンを忠実に追うアリは「マジメアリ」。
一定の確率でフェロモンから外れてしまうアリは「マヌケアリ」です。
マジメアリが多く、マヌケアリが少ないほど、エサを効率よく
集められる気がします。
この仮説について、ある研究者が実験をしてみました。
すると、この考えは、短期的には正確。
けれども、中長期的には間違っているとの結論に至ります。
説明しましょう。
マジメアリは、ついているフェロモンを辿って、エサと巣とを
往復します。
一定の速度で、エサを運ぶと想像されるでしょう。
短期間でエサ運びが終わる場合、これが最適です。
中長期的な場合
繰り返しますが、マヌケアリはある確率でルートを外れます。
マヌケアリがルートを外れることで、別のルートを発見することが
あります。
複数のうちから最も効率の良いルートを選べる程度に、アリは賢いです。
試行錯誤が少ないうちは、効率のいいルートを見つける可能性は
低いでしょう。
やがて、見つけた中から、より効率のいいルートを選べるようになります。
これが、マヌケアリが混じる方が中長期的には効率が良くなる経緯です。
とはいえ、マヌケアリの行動が、効率のいいルートを見つけるかは
予想できません。
結局は、試行回数を増やすことが大切。
そのためには、時間が必要でしょう。
一見、短期的パフォーマンスを上げれば、中長期的パフォーマンスも
高まる気がします。
けれども、このふたつは対立関係にある場合もあるようです。
教訓:人はシステムからエラーを抜きたがります。
けれども、短期的にはエラーに見えるものが、中長期的には
プラスに繋がるかもしれません。
エラーをなくすことを目指すより、エラーがあっても廻るシステムをエラーがあっても廻るシステムを目指しましょう。
ここまでは、アリの話。
ビジネスについての話をしましょう。
ビジネスにおいても、与えられたフェロモンを忠実になぞる
マジメアリがいます。
一方、フェロモンをなぞらない(なぞれない)マヌケアリもいます。
後者が新しいルートを発見してくれることで、新しいビジネスが
生まれます。
全てのマヌケアリが成果を出すとは限りませんが。
アリと人間の違いのひとつは想像力。
本当に賢い人間は、将来どうなるかを予想します。
自分の予想を元に、意図的に使われているルートを外れます。
彼らは「天才」です。
一方、将来を考えず、理由もなく外れてしまう人もいます。
本人ですらも、将来何が起こるか判っていません。
しかし、気づいたら新しいビジネスを始めているタイプもいます。
「奇才」タイプと呼びましょうか?
どうやらうち自身は、最後の「奇才」タイプのようです。
2024 年に mp2 さまのセッションを受けました。
それがきっかけで、外国語学習アプリ HelloTalk を始めました。
2025 年 8 月に二次創作小説を投稿。
それをきっかけに HelloTalk で日本語を教えはじめます。
現在、それなりにファンもいます。
これからは、日本語を教える動画も投稿するつもりです。
並行して、同じ HelloTalk で新しい繋がりができました。
もしかしたらビジネスに繋がるかもない、新しいことを
始めます。
そうなるように計画して始めたわけではないこともあって
素直に嬉しいです。
マジメアリになれないかもしれないあなたこそ、新しい世界を開く存在になるかもしれません。
サムネイルに Cherre Bezerra Da Silva さまの写真を