ただの町の看板屋が、ココナラで2000件を積み重ねるまで

ただの町の看板屋が、ココナラで2000件を積み重ねるまで

記事
デザイン・イラスト

500円のトレースから始まった、看板屋奮闘記

ココナラで出品しているメインの看板製作サービスが、販売実績2000件を突破しました!


順調に積み重ねてきたように見えるかもしれませんが、節目を迎えて最初に浮かんだのは「本当によくここまで続けてこられたものだ」という率直な気持ちでした。
今回はこの節目に、ココナラを始めた頃から現在までを、少し振り返ってみたいと思います。
大きな成功談というより、ただの町の看板屋が、目の前の仕事に地道に向き合ってきたストーリーです。

500円のトレースから始まった

もともと私は、家業の看板屋で仕事をしていました。もっとさかのぼれば、水族館で飼育の仕事をしていた時期もあります。まっすぐ看板屋一筋で歩いてきたわけではありません。
ココナラで最初に出品したのは、500円のトレースのような小さな仕事でした。
当時はちょっとした小遣い稼ぎのつもりでした。手元にある技術が、画面の向こうの誰かの役に立つ。それがうれしかったのを覚えています。
でもその頃はまさかそれが、いつか自分の仕事の主軸になるとは、思いもしていませんでした。

②.jpg

実物の看板を届けるという挑戦

ココナラがワンコインマーケットから変化していく中で、デザインデータを作るだけでなく、実際の看板やステッカーを製作して届けられないか、と考えるようになりました。
当時のココナラでは、看板のデザインデータを作るサービスはあっても、実物の看板まで販売しているサービスはほとんど見かけませんでした。
そもそも、こんなものを出品してもいいのだろうか。
そんなところからのスタートでしたが、思い切って看板の製作・発送まで含めたサービスを始めてみることにしました。
出品内容も、見積の仕方も、すべて手探りでしたが、とにかくやってみようというチャレンジ精神だけで動いていました。
最初から順調だったわけではありませんが、一件、また一件とご依頼をいただくうちに、少しずつ仕事として形になっていきました。

独立、そしてコロナ禍へ

そして2020年1月、ちょうどココナラでの仕事も軌道に乗り始めた頃、私は独立しました。
この先どうなるのか、不安も大きかったのを覚えています。
ところが独立した矢先、世の中は新型コロナウイルスの流行へと突入しました。
これから一人でやっていけるのだろうか。
決して先の見通せる時代ではありませんでしたが、ココナラを通じて全国のお客様からご依頼をいただけたことは、本当に大きな支えになりました。
もちろん、始めた時期やタイミング、運に恵まれた部分もあったと思います。
それでも、あの時ココナラを始めていたかどうかで、私の人生は大きく変わっていたはずです。
ちょっとした小遣い稼ぎのつもりだったものが、いつの間にか自分の働き方そのものを支えてくれる存在になっていました。
③-2.jpg

画面の向こうに、実際のお店がある

看板の仕事は、見た目のデザインだけでなく、実際に取り付ける場所や条件を考えながら、お客様のイメージを形にしていく仕事です。

貼る場所は屋外なのか、窓の内側なのか。どのくらい離れた場所から見られるのか。素材は何が合うのか。サイズはどうか、印刷して、加工して、梱包して、無事にお届けして満足していただけるものになるのか。
こちらでは当たり前に感じることも、初めて看板を注文する方にとっては分からないことばかりです。
だからココナラでのサービス開始以来、できるだけ専門用語に頼らず、分かりやすく伝えるように努めてきました。
難しい職人気質の世界なので何とか誰にでもわかりやすく看板をつくれるようにしたいという思いだけでした。

それでも上手く伝わらなかったり、予定通りに進まなかったりして、また納期からくる焦りなどで、失敗を重ねてしまうことも多々あり、日々試行錯誤を繰り返していました。

数字で見れば着々と実績を積み重ねてはいましたが、ひとりで全てを抱えるには、本当に苦労の連続だったと思います。

相談を受け、見積を提案、ご希望に応じてデザインを考え、修正し、製作して発送する。実際にはその先があり、お客様が無事に受け取れたか。貼り付けで困っていないか。必要なら施工の相談対応等、そこまで終えて、ようやく一件のやり取りが完了します。

大きな仕事も、小さな仕事も、最後まで終わらせることを日々繰り返すのは、想像していたよりずっと大変でした。

いつも無事に届いて、商品に問題はなかっただろうか・・・とお届けした後は不安にかられたりします。
それでもイメージ通りでした!とか素敵に仕上がりましたというお言葉や、完成のお写真を送っていただいたりと、そんなときは本当にうれしく、何より『やっていてよかった』と思える瞬間です。

道具が変わっても、大切にしたいこと

看板デザインでは最近は生成AIの案件も増えてきています。
生成AIのイメージデータを看板にしたいけど、サイズが違うので合わせて欲しいなど、そういったご依頼も多く見受けられるようになりました。
ご希望のイメージを最後に形に変える、その仕上げをするのもこれからの看板屋さんの重要な役割ではないかと思っています。

私自身もAIのおかげで提案の幅は広がったこともありますが、現場に合うか、ちゃんと読めるか、実物としておかしくはないか、最後に責任を持つのは人間の目になります。
新しい道具に助けてもらいながら、昔から大切にしてきた「最後まで面倒を見る」「イメージを形にする」という根っこの部分は、これからも変わらない部分だと思います。

どれだけ実績を積み重ねても、やることはいつも同じ

私自身、特別な能力を持った人間ではありません。
日々、小さなことからコツコツと目の前に来た相談に向き合い、うまくいかなければ考え直し、また次の一件に取りかかる。とにかくその繰り返しで気が付けばあっという間に日々が過ぎていました。

ココナラを通じて、町の小さな看板屋でも、遠く離れたお店や人の役に立てることを知りました。
そして、自分の仕事に本当のやりがいを見つけ、それを喜んでいただけるうれしさも知りました。
毎日が試行錯誤の連続ですが、その一つひとつが、確実に自分の成長につながっていると感じています。
2000件は、その結果としてついてきた数字です。
振り返れば、500円の小さな仕事から始まったココナラが、独立後の自分を支え、ここまで仕事を続けてこられる場所になっていました。
そんなチャンスを与えてくれたココナラで、これまでご依頼くださった皆さまには、本当に感謝しかありません。
今もこうして、好きな仕事を続けられていることをありがたく思います。
これからも、必要としてくださる方がいる限り、一件ずつ、できることを精いっぱい。
細く長く、自分にできる限り、ココナラを続けていければと思っています。
これからも、まいどケロをどうぞよろしくお願いいたします!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す