ハンドメイド商品を「まけて」と言われたら・・・

答え

「一点物なので、ごめんなさい」

と、お断りして大丈夫。

イベントでの対面販売でも、ネット販売でも値切ってくる人はいます。

値切りじたいは悪いことでは無いのですが、作っている本人に安くして、と言っているのですから、言われた方はいい気はしませんよね。

私はイベント運営に長年携わってきたので、このような場面には結構遭遇してきました。

販売に慣れていない作家さんだと、

安くしたら買ってくれるなら安くしちゃおうかな・・・

とか、

断るのは可哀想かな・・

といった気持ちを持ってしまい、なかなかNOと言えない方が多いのもよく分かってます。

そんなときは私たち実行委員が代わりに、「イベントでは値段交渉は出来ないんです。ごめんなさい」とか「ハンドメイド作品は私たちがお預かりして販売しているので、値段変更できなんです。」

などと言ってお断りしていました。

ここで「あらそう」と言って帰ってしまうお客様は、意外にもごくわずか。

たいていは、「あ、そうですよね〜」と言って納得してくれるお客様が多かったです。

そして、そんなときこそ売り込みのチャンス！ととらえ、実際商品を売り込んできました。

ここの素材にこだわっているので、このお値段なんですよ。

とか、

この商品はここにこだわっていて、それでいて手作りでしっかり作り込まれているので、おのお値段になっています。

とアピールします。

手作りに馴染みが無いお客様もなかにはいるので、なんとなく安くなったらいいな〜、程度で言ってくる場合もあり、こちらから説明すると聞いてくれることもあります。

買ってくれる人、買わずに帰る人、それぞれ半々な感じでした。

取りあえず、私たち実行委員として作家さんの立場も守りずつ、お客様も増やしたい気持ちでやっているので、双方ともに利益になるように、と思っています。

その上で、大事にしていることは、大げさなくらいに、「ありがとうございます」という言葉を使っています。

値切ってきたお客様にも

「この商品に興味を持ってくれてありがとうございます！」

とか、何かにつけて感謝の言葉を使います。

「こういう感じのお好きですか？」

など質問も全然ありです。

答えてくれたら会話もできて、そこから別のものをオススメできたらラッキーと思えるくらいに。

でも、イベント販売で個人で出展していると、全部自分で完結しないといけませんよね。

もちろんネット販売でのメッセージのやりとりだって個人と個人のやりとりになるので、気をつけないといけません。

お断りをする、って気が引けますが、大丈夫です。

商品の説明をして、もともと安価な設定にしています。などと自信を持って言って良いんです。

そして、こちらの商品はこれとこれがセットになっていて、お得ですよ。

と別商品をアピールしてもいいんです。

そこで、

いや〜、本当はこんなのがよかったのよね、これだとちょっと・・・

と、値切ってきた説明をしてきたら、それこそ絶好のチャンスです！

オリジナルオーダーをオススメしちゃいましょう！

もちろん適正価格で。

最初は、向こうが値切りしてきて、こちらは安くするか断るかの選択を迫られるのですが、逆にアピールして選択肢を向こうに与えて、向こうの結果を待つ。といった法方をとれたら、こちらの気持ちも揺らがなくてすみます。

そして、そのやりとり事態も楽しく思えたら上級者と言ってもいいかもしれませんね。

大好きなハンドメイドをお金に換えているのだから、それも楽しんだ方が続けられます。

それと、お友達から値切られた場合。

それはもうお友達ではありません。

あなたの作品を応援して好きになってくれた人は、ちゃんと対価を払いますよ。

それに一度でも理由なく安く売ってしまったら、それを聞いた他の友達や知り合いが安く買いたい、と続いてくることも。

なので、お友達にこそ商品をアピールして、お得な物が欲しいならこのセット、自分だけの特別が欲しいのならオリジナルオーダーで。と選択肢を与えてみましょう。

または、安く買いたいなら材料は自分で揃えてね。などと言ってもいいですね。

ただし値切りそのものは悪いことでは無いのです。

欲しい物があった場合、できれば安く手には入ったら嬉しい、と安易に考えてしまう気持ちも理解できます。

その時に、断るか安くするか、といった二択の考えだけに囚われると苦しくなってしまうので、質問は質問で返す、お願いにはお願いで答える、それができたらうまくいくので言葉遣いに気をつけながら、是非取り入れてみてください。

そして、この値切りについては、

「ハンドメイド作家さん向け出展不安解消します」

素敵な作品を作ったなら販売してみよう！絶対楽しい！

の商品の中にも少しですが記載しています。

最後まで読んでくださりありがとうございます。