YouTube漫画動画のシナリオ担当作品紹介 10

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 YouTube漫画動画チャンネル「セカイノフシギ」で、一部のお話のシナリオを担当しています。本記事では、自身がシナリオ担当した動画を紹介します。
【※記事上の文章は製作秘話的な要素(ネタバレ)もあるので、文章は動画をご覧になってから読まれる事をお薦めします。】
 本記事での紹介動画は目次から飛んでください。

これまでの紹介記事

過去の紹介記事は↓こちらに全てまとめています。
チャンネルのシナリオライターは他にもいるので、ここで紹介するのは自分の担当作品のみになります。
シナリオは大体、ざっくりとしたストーリーフローが指定されているので、それに沿って設定やキャラクター、ストーリー運び、台詞、エンディングなどを考えています。
そのまま脚本化するだけだとちょっと面白くないので、何かしらの作家性は入れるようにしています。
作画は全て他の人が担当しています。

今回の紹介動画
職場でもヒョロガリと女同僚にバカにされる俺。ある日居酒屋で同僚が絡まれてたので助けたら、相手に水をぶっかけられ…「何あの体…!」
前半は主人公ファミリーの濃いキャラに、後半はアクションに注力しました……が、やっぱりYouTubeのAI判定で暴力と判断されかねないような事はできないうえ、やっぱり尺的にアクションを描くのは厳しいみたいで、アクションは大幅に短縮されています。
理想としてはジャッキーチェン映画みたいのが頭にあったので、それで外にテーブルとか椅子を用意したんですが…(´ー`;)

また、チャンネルではこれまで手の平を返す女性のお話がたくさん描かれてきたためか、このお話で主人公に助けてもらった女性たちも「手の平返し」と勘違いされてコメントで散々言われてて、ちょっと可哀想だな…と思いました💧
「見直す」事と「手の平返し」って違うんですよ~…💦

警察から妹が事故に遭いかけたと連絡。妹「このお姉さんが助けてくれた!」身寄りのないガリガリの女性。怪我が治るまで家に住んでもらうことにした
このお話はちょっと一捻り加えて、ヒロインの心の奥底の心情を描きました。
ただ、いつも「無難で安定した話」にならないよう何か捻りを加えたいという思いがあってそうしたんですが、ついうっかりチャンネルのカラーとか考えずにシナリオ書いたため暗い話になってしまい、反省したシナリオでした💧(ゴールは明るいです。)
これは動画化ムリかな…と思っていたのですが、動画化されて安心したうえに、「ホッコリした」「これがあるから、やっぱりセカフシ」というコメントも見られて、さらに安堵しました。

陰キャ大学生の俺が妹とプールにきたら、同級生に遭遇「ガリガリすぎて服脱げないんでしょw」→俺を軟弱とバカにする同級生にプールに落とされた結果…
僕は悪役を効果的に描きやすいみたいで、意識してセーブしないと悪役度が高くなるらしく、このお話でも悪役がひどすぎたみたいで(悪役への)怒りのコメントが多かったので、反省したシナリオでした。
スカッと系のお話は視聴者の溜飲を下げるのが目指す目標なので、この辺をちょっと忘れていました。(悪役書くのも描くのも、結構楽しかったりするので…(^-^;))

一方、冒頭のサークルのシーンですが、主人公が大学で入っているサークル何にしようかな…と考えた結果、いつもの「ありきたりを避けたい癖」が働いて、アルティメットというスポーツのサークルに決めました。
でもコメントを読むと、学校の体育でやった事あるって経験者の視聴者も割と散見されて、驚きました。
アルティメット結構面白いスポーツなので、興味ある方は調べてみてください。

脚をケガした男性を助けた。社畜な俺「手当しますよ」男「このご恩は必ず」→数日後、俺の勤めるブラック企業が突然大手企業の子会社に…「ウィンウィンですね!」
ブラック企業の様子を描くのに割と注力しました。ブラックと言われるだけあって、そういう企業は本当に人権無視な仕事ぶりです。すぐに然るべき所へ通報すればいいのですが、あまりの忙しさに思考が衰退していって、考える力もなくなり、一人で苦痛を溜め込んでしまう……というのはよく言われる事です。ブラック企業では?と思う会社に当たったら、すぐに行動しましょう!
ところでこのお話、主人公が途中登場の女性とくっつく事は指定されていたものの、接点がほとんどなかったので「どうしようかな…」と悩みました。
考えた結果、雨を降らせました(苦笑)

取引先の社長にお願いされお見合い。デート中に同業の嫌味男に遭遇「地味ブス連れてお前にお似合いだなw」→しかしその女性と付き合うようになった俺は…
このお話は原案のボリュームが大きくて、自分で考える部分はあまりなかったような記憶があります。主人公が企業の社長さん達と仕事で付き合う事の多いフリーランスって指定だったので、そこらへんの設定をどうしようか悩みました。(ついでに悪役も主人公と張り合う同業なので、二人分の設定を決める事になります。)
ここで決めた設定がクライマックスで活きる展開になりました。

今回はここまで。
担当作が動画になったら、またそのうち記事にまとめて紹介したいと思います!

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