ようこそお越しくださいました。
御諸斎月(みもろ いつき)でございます。
前回の記事では、神託霊視(御霊の現在地を知ること)と、施術(足元の結び目をほどくこと)の役割の違いについてお話しいたしました。
私の施術は、
洗魂(せんこん):御霊にこびりついた他者の念や長年の重荷を洗い流す
調魂(ちょうこん):三輪の静けさの中で御霊本来の澄んだ波長へと調える
結魂(ゆいこん):本来結ばれるべき良きご縁や清らかな運命と再び結び直す
という三つの儀を基本の柱としております。
その上で、お一人おひとりの抱える宿縁やエネルギーの癖を見極め、完全にその方のためだけに構成する「オーダーメイドの神事」として執り行っております。
鑑定の際、必要と判断した方にはこうした施術をご案内することがございますが、もし私の施術が少しでも気になっているのなら、あらかじめ胸に留めておいていただきたい「神事の心得(こころえ)」として、今回は儀式で用いる神器(道具)や清め物、そして神事に臨む私の姿勢について、詳細をお話しさせていただきます。
遠隔での施術であっても、形のない気休めの祈りで終わらせることは一切いたしません。
目に見えない御霊を動かし、神聖な神気を確実に現実に根付かせるためには、相応の格式と清らかさを持った「依り代(よりしろ※)」が不可欠だからです。
※依り代(よりしろ)とは
神仏の御神気や、目に見えない魂・エネルギーを一時的に宿らせるための「神聖な受け皿(器)」のことです。姿の見えない力をこの現実に引き寄せ、清めたり導いたりするために用いられます。
一、 洗魂(せんこん)の儀で用いる道具
【役割】:言葉や思考では届かない御霊の深部に沈む澱(おり)、他者の重い念、長年の執着を徹底して洗い流し、清め切る段階です。
大神神社ゆかりの人形(ひとがた)【消耗品】
大神神社でも古くから罪・穢れ・災厄を祓い落とす神事に用いられる、人の形を模した神聖な紙の依り代です。あなた様の御霊の波長と同調させ、ご自身ではどうしても落としきれなかった長年の我慢や他者からの執着、重い厄のすべてをこの人形に身代わりとして背負わせます。厄を吸い取らせた人形は、儀式の終わりに清め祓って天へお還しするため、お一人ごとに調製する完全な使い切りの消耗品です。
三輪の神水(薬井戸ゆかりの清泉)【消耗品】
万病平癒・魂の浄化を司る狭井神社の清泉を想起させる、清らかな御神水です。御霊の遠隔洗浄や、結界を張る前の場清め、神具を浄める際に惜しみなく使用します。言葉や思考では届かない魂の根底にある曇りを、清らかな水流によって洗い流します。
白木の大麻(おおぬさ)/ 御幣(ごへい)【神具】
神道において祓い清めに使われる最も格式高い神具です。風を起こし、滞った邪気を断ち切る神聖な風神(ふうじん)の依り代として、あなた様の御霊の周囲にまとわりつく雑気や重い気配を払い除けます。
神塩【消耗品】
古来より結界と清めに用いられる天然の塩です。施術を行う神聖な場の四方を囲む結界の構築と、儀式後の念の封じ込めに用います。あなた様から預かった重い気を我が身に留めず、大地へと還して清め切るため、儀式のたびに新しく調製して使用いたします。
二、 調魂(ちょうこん)の儀で用いる道具
【役割】:世俗の波風や雑音によって乱れた波長を鎮め、三輪の静けさの中で御霊本来の澄んだ響きへと調(ととの)える段階です。
音霊(おとたま)の神具:神鈴(しんれい・神楽鈴)【神具】
澄み渡る金属音で場を清め、神仏をお招きする鈴です。音の振動(周波数)を用いて御霊の歪みを修正し、ノイズを払います。日々の雑音で乱れてしまった御霊の波長を、澄み渡る神鈴の響きによって本来の静寂な周波数へと共鳴させて調えていきます。
白鏡(しろかがみ/神鏡・しんきょう)【神具】
御諸斎月の霊視の根幹であり、御霊そのものを曇りなく映し出す鏡です。あなた様の現在の御霊の状態を正確に映し、歪みのある箇所を特定します。嘘偽りのない魂の真実を映し出し、曇りを光へと反転させる依り代として鎮座させております。
白檀(びゃくだん)または沈香(じんこう)の神香【消耗品】
雑念を払い、意識を三輪の神域へと沈めるための神聖な薫香です。思考の波立ちを静め、高次の神託を受け取るパイプを開通させる空間を整えます。立ち上る煙の揺らぎとともに、深いトランス(神託受像)へと意識を集中させます。
三、 結魂(ゆいこん)の儀で用いる道具
【役割】:洗い清め、整った御霊を、本来あるべき清らかな運命や良きご縁、神聖な霊気と固く結び直す段階です。
麻緒(あさお/精麻・せいま)【神具・消耗品】
古来、神道において「最も穢れを祓い、神が宿る繊維」とされる国産の本麻です。大物主大神の和魂(調和と縁結びの神気)を依り代とし、一度ほどいた御霊の糸を、清らかな光の糸として本来の運命と固く結び直す神事に用います。
三輪の御神杉(みのかみすぎ)ゆかりの木具・台座【神具】
白蛇(巳さん)が宿るとされる大神神社の神杉に繋がる神聖な木具です。儀式の中心に据え、再生(巳の脱皮)と新たな人生の根付きを祈願します。どれほど強い風が吹いても倒れない、どっしりと大地に根を張る魂の芯(軸)を打ち立てます。
白和紙の形代(かたしろ)【消耗品】
目に見えない御霊の輪郭をこの現実に写し取り、一筋の迷いもなく光の流れへと整えるための紙具です。神託の祈りを宿らせ、洗魂・調魂・結魂を施した後に天へとお届けいたします。
四、 なぜ、本格的な施術は高額になるのか
私の施術メニューの中には、決して安易にはお出しできない高額な設定となっているものがございます。
それには、はっきりとした理由がございます。
ひとつは、前述の通り「儀式ごとに一切妥協のない本物の清め物(人形、精麻、御神水、神塩など)を消耗すること」。
そしてもうひとつ、何よりも大きな理由は、「施術者である私自身の気力と生命力を極限まで削り、三輪の神気とあなた様の御霊の間に身を投じるから」です。
長年積もった深い因果、複雑に絡まり合った執着や念をほどく作業は、文字通り「他人の背負った重荷を人形に移し、一時的に我が身の結界の内側に引き受けて清め切る」ことでもあります。
ひとたび本格的な神事に入れば、全神経を研ぎ澄ませて御霊と同調させ、何時間も祈りを捧げ続けるため、施術を終えた後はしばらく立ち上がれないほどの疲労を伴います。
安価に大量に請け負い形だけの祈願文をなぞるようなことは、あなた様の尊い御霊に対しても、三輪の神様に対しても決して許されません。
本気で現実を動かす「本物の神事」として完遂する責任があるからこそ、相応のご負担をいただく設定とさせていただいております。
五、 月に10名様限定
このような理由から、私自身のエネルギーを純粋無垢な状態に保ち万全の調律を行える限界を考え、本格的なオーダーメイド施術は「事前に枠を確保し、月に10名様のみ」とお引き受けを限定しております。
また、確固たる原価と大きなエネルギーを伴う神事であるからこそ、私から施術を無理強いすることはございません。
神託霊視を受けていただき、「今はまだ言葉のアドバイスだけで十分」「自分でできる実践から始めたい」と感じられたのなら、それがあなた様の御霊にとっての最善の選択です。
施術は、誰かに勧められて受けるものではなく、あなた様ご自身の魂が「今こそ、この壁を破って本来の人生へ進みたい」と覚悟を決めた時にのみ、選んでいただくべきものだと考えております。
神事とは、人と天が誠心誠意で向き合う神聖な時間です。
決して安易な道ではありませんが、「どうしてもほどけない結び目」に立ち尽くし、魂の底から変革を願う方には、私は持てる力のすべてと本物の神器をもって、全身全霊でお力添えをいたします。
もし、ご自身の御霊がその段階を迎えたと感じられた際は、いつでも心を決めてお声がけくださいませ。
三輪山を包む朝霧のように、澄み切った祈りの場を整えてお待ちしております。
御諸斎月(みもろ いつき)