先日、ご依頼をいただいたクライアント様から完成した同人誌をご献本いただきました……!
ぅわああああああああ!!!ひーー、け、けんp、けんぽん!!(大泣き)
これまで友人のお手伝いで献本をいただいたことはあったのですが、
こうして自分の事業として活動していく中で、クライアント様から献本をいただいたのは今回が初めてなんです…!うっ。うっ…
いや、違うんすよ、ずっと献本して欲しかったみたいな話じゃなくて…
「仕事」としてやっていく中でたどり着いた「初めて」の事柄だったり、
きちんとお代をいただいてお仕事をして、その上での「ありがとう」の形じゃないですか献本て!印刷代かかってんすよ?!?!?!
手元に届いた本を開き、奥付に自分の名前を見つけた瞬間は、もう嬉しくて大泣きしてしまいました……!
ぉあぁぁ…
改めて文字として刻まれているのを見ると、クリエイター冥利に尽きるというか、胸がいっぱいです。くつした様、本当にありがとうございます!
今回は、この一冊に込めた装丁デザインのこだわりを、すいません、語らせてください!!!!
今回の装丁こだわりポイント
タイトル『knot tight tight』
直訳すると「固く、固く結ぶ」というような意味かと思います。
題材としては、ある手術を軸として展開されるストーリー。
あらすじを伺い、胸が締め付けられるほどの「双方に相手を想う激重な愛」と「攻めの淡々とした覚悟」に圧倒されました。あぁあ…。
「固く結ぶ」「手術」、一見バラバラに見えるキーワードをつなげたりしつつ、3つの要素に重点を置いて、デザインに落とし込んで行きました。
🎨カラーパレット
パッと見、派手では無いので、そこは自分の課題だなと思ってはおるのですが…
▶︎全体の背景には、お二人の髪(色と質感)と無数の「糸」をイメージしたものを使用
▶︎タイトルフォントの色には、今回のストーリーの主導権を握る爆豪くんの瞳の「赤」を採用しています。
🪡「一度切ったその先に、共に生きる未来がある」
当初は「切る」を分かりやすくハサミのモチーフで表現しようとしていたのですが…なんか唐突すぎるなと思っていて…制作を進めながらパッと閃いたんです、降りてきたんです。
①タイトルのアンダーラインを、『knot tight tight』(タイトル)の手前で「ぷつん」と切る。
②タイトルのすぐ後ろに「手術の縫合跡」を配置。(その手術の縫合跡ってどんなかなって調べました。)
③その糸をそのまま裏表紙まで伸ばし、「生きること」と「手術」を連想させる「心電図」の波形へと繋げる。
こんなダブルミーニングがうまくいくことある???
・手術で体にメスを入れて、縫合し、生きて返ってくる
・突き放してでも幸せを願い関係を切ったつもりだったのに、やっぱり一緒に生きていく未来が結ばれる
「ラストはハッピーエンド」というクライアント様からのお言葉をどうにか表現できないかと思い、裏表紙にはなってしまいましたが「心電図」のモチーフに、お二人が末長く幸せでいられるように願いを込めました。一生幸せでいてくれ。
⤴️目の導線とフォント選び
ご提供いただいた素晴らしいマンガのコマたちを、デザイン側から絶対に邪魔するまいと、しっかり絵に目がいくよう配置や余白を意識しました。目の導線は比較的意識して物を配置しています。
フォントもクライアント様とじっくりご相談し、無骨な覚悟の裏にある「体温や愛情」がじんわり伝わるような、絶妙な丸みと温かさのある書体を一緒に選定して参りました。
こんなに、こんなに…愛とか想いとか意味とか…そういう目に見えないはずのものを形にしていくのがこんなに面白いものかと…
一作一作、携わらせていただくごとに、成長させていただいております…。
くつした様、この度は本当に素敵なお手伝いをさせていただきありがとうございました。これからも、作品への溢れんばかりの愛をたくさんたくさん聞かせてくださいね!
このブログを読んでくださっている皆様。
ぜひ、あなたの「大好きなもの」や「狂おしいほどのこだわり」を私に教えてください。
プロのデザイナーとして、皆様が「好き」を全力で楽しむ、その大切な過程のサポートをさせていただけたらこれ以上幸せなことはありません。
しゃちゃーんは、自分の表現を形にする全ての創作者を全力で応援しています!
お見積もりやデザインのご相談は、いつでもお気軽にメッセージからお待ちしております♪