何年も、自分を探してきたあなたへ。
深夜2時。
疲れで痺れた体。
シャワーを浴びる体力も、もう残っていない。
明日も仕事なのに、椅子から起き上がれない。
それでも、眠ると明日が来てしまうから、寝たくない。
動くのは指だけ。
スマホで一人、「才能診断」「適職診断」「強み」「当たる占い」と検索している——
私は、そういう夜を何年も過ごしていました。
自分のことが分からない。
誰も教えてくれない。
自分を知る方法さえ、知りませんでした。
だから世間の正解や常識に掴まり、
自分に合わない働き方で、心と体をすり減らしました。
お金を払って、診断もいくつも受けました。
結果を読むたびに、
「たしかに当たっている」と思いました。
けれど、それぞれの結果と、
自分の経験や苦しさが、一本にはつながらなかった。
「では私は、何ができるのか」
「どこへ進んでいけばいいのか」
その答えは、まだ分からないままでした。
だから、自分で探し始めました。
人から褒められたこと。
夢中になったこと。
頑張れたこと。
どうしても苦しかったこと。
それらを何年も集め、分析する中で、
少しずつ見えてきたのが、
「性質×武器」
という考え方でした。
人には、もともとの性質があります。
その性質が、どのような武器と結びつき、
どのような場所で使われるかによって、
才能として現れる形は変わります。
あの頃の私が欲しかったのは、
「あなたには才能があります」という励ましではありませんでした。
なぜ今まで苦しかったのか。
どこなら力を発揮できるのか。
これから、何を選べばいいのか。
それを、自分の人生と結びつけて、
納得できる言葉で教えてほしかった。
この「才能の見立て書」は、
あの頃の私が欲しかったものを形にしたものです。
いま同じ夜の中にいる方が、
自分を責めるのではなく、
自分に合う方向を選ぶための材料になれたら嬉しいです。