matito
私は10年以上前アルコール依存症と戦っていました。今となっては他愛もないストレスの積み重ねからアルコールに逃げるようになり、アルコール無しでは居られない状態になりました。そこから被害妄想、脅迫概念が悪化し、うつ症状を併発。さらには精神安定剤の乱用による精神状態錯乱。そのため、その期間約3年間、記憶が断片的かつ、人からの情報で形成されている状態です。今でも全てが事実だったのか自分が作り上げた嘘なのかはわかりません。 そんな私はすべてのタイミングが一致し悪循環を抜けるきっかけをもらい、なんとか這い上がってこれました。その中で、一言鮮明に覚えている言葉があり、その言葉こそが原動力となった事を覚えています。その言葉は励ましでもなく、その人からポット出た些細な言葉でした。もしかすると意図のある言葉だったのかとも感じる言葉ですが。 相手は医師でした。もう70を超える医師が一言「私はこの病を克服した人を一人も見たことがない、それでもやってみるかい?」と言ってくれたのです。 私には衝撃的でした。小さく「ハイ」と伝えた私の心は、克服ではなく、この先生が医師をやめるまでは必ずアルコールを断とうと言う意地でしかありませんでした。その意地を貫いた結果、今はもうアルコールを飲むことはなくなりました。 人間一人ひとりに言葉の解釈は違います。そして投げかける言葉も違います。私は何気ない一言を意地で乗り切り、克服できました。 全てが慰めでなくても、解決の糸口を見つけることができる。そう考えています。 その成功体験を誰かのために使えるならばと思い、悩みに対する言葉を添え、力添えできればと思っています。