英語とフランス語は似て非なるといえます。しかし、語彙に関して言えば、歴史的には1066年のNorman Conquestにより沢山の仏語が英語に流入したため、共通語がたくさんあり、これを生かさない手はありません。
一方で、False friends (faux amis間違った友達)といって、字面は似ているのに、長い歴史で全く違う意味になってしまった単語、また、ほぼ同じ意味であるが、どちらかにない別の意味が加わったりするものもあります。
英語上級者が陥り安いのが、英語的発想で仏語的でない言い回しを作ってしまったり、発音にも英語が出てしまうこと。スポーツのルールのように、はっきり区別する必要があり注意です。
フランス人的な英語をfranglaisなどと言ったりしますが、英語の影響を受けている仏語(anglicismeアングリシスム)や、新しく仏語に入り込んだ英語についても触れます。
英語は必須だが、英語だけできれば安心でもなく第三外国語ができるとさらに世界が広がります。英語のレベルをあげた人ほど、仏語の上達も早いです。また、仏語のレベルがあがると、イタリア語やスペイン語もさらに早く習得できます。フランス語圏で学位を取得しました。
フランス語語源と思われる英単語を挙げて、解説を求めてください。その単語の語源、意味の違いや、使うときの注意、生きた例文、便利な表現、知る人ぞ知るの上級者向け語彙などをお伝えします。