中小企業経営のための情報発信ブログ216:自律的モチベーション
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。先日も、目標設定理論でモチベーションの高め方について書きましたが、今日もモチベーションについてです。リモートワークが普及し、働き方が多様化する中で、従業員のモチベーションを維持・向上させることは、企業にとって重要な課題になっています。従業員が生き生きと働ける環境作りは大切ですし、従業員に与える仕事の質もモチベーションにとっては重要な要素です。しかし、パターン化された作業を繰り返す定型業務をこなしている従業員も多いのです。こうした定型業務に携わる従業員のモチベーションの維持・向上をどのようには図るかは重要です。同じことを繰り返す定型業務は、モチベーションを高めづらい側面があるからです。
1.リモートワークはモチベーションにどう影響するか
コロナ禍でのリモートワークの普及で、働く環境が大きく変わったことは言うまでもありません。オフィス勤務の場合、身近にあるさまざまなものが私たちのモチベーションを刺激してくれます。通勤途中に見聞きするもの、オフィスでの同僚と顔を合わせ雑談をする、社内の雰囲気やそこで何気なく耳にする会話などなどがモチベーションの維持・向上に大いに役立っているのです。在宅勤務などのリモートワークの場合、自宅で仕事をすることが当たり前になり、仕事と家庭の境界が曖昧になり、オン・オフの切り替えができずにモチベーションの維持・向上が難しくなっています。仕事の忙しさによって家庭が疎かになり、逆に子育てや家事で思うように仕事に取り組めなかったりと、「ワーク・ファミリー・コンフリクト」が生じモチベーションが低下しているケースも見られ
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