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中小企業経営のための情報発信ブログ212:Adapt 適応戦略

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。さて、今日は、ティム・ハーフォード著「Adapt 適応戦略ー優秀な組織ではなく、適応する組織が生き残る」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を紹介します。 今は、先行きが見通せず何が正解か分からない時代、いわゆるVUCAの時代です。これまで当たり前であったことが通用しなくなっていますが、これは企業経営においても然りです。従来の企業戦略が行き詰まりとなっています。 これまでは、洗練された「全体像」、一致団結した「チーム力」、個々の責任が明確で情報が上下方向に適切に流れていく「指揮命令系統」、こうした理想のヒエラルキー構造で多くの企業は順調に成長・発展できてきましたが、先行きが見通せない混迷した現代には、こうした「一枚岩の組織」は失敗してしまいます。 1.適応戦略と進化思考  明確な戦略が見いだせない現代、大切なのは、試行錯誤とフィードバックを繰り返す戦略をとることです。これは、生物の進化戦略をベースにした考え方で「適応戦略」と呼ばれています。  以前、「進化思考」について書きました。そのときにも書きましたが、現代は「創造の時代」で、コロナ禍のような危機的状況こそ、創発・創造のチャンスです。過去の従来型の方法や考え方に固執していたのでは、イノベーションを起こすことはできません。頭を柔らかくしてアイデアを生み出し変革しなければ、企業も生き残ることが難しくなっています。しかし、「創造しろ」と言われても何をしていいのか分かりません。生物の進化のプロセスを創造性のメソッドに応用するのが「進化思考」です。  生物は「変異」と「適応」を繰り返し
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