なぜ画像デジタル化の作業料金を値引きできないかを説明します。
ご覧いただきありがとうございます。
スキル出品のページ内ではQ&Aにてざっくりと説明していますが
イラストを画像データにしてお使いになる場合、
「アナログ原画の状態で受け取って、こちらでデータ化するので
データ化作業分の料金を値引きしてほしい」
というご要望に、なぜお応えできないかをご説明します。
こちらはストックイラストとして販売している
赤いチューリップのアナログ水彩画をjpgに加工した画像です。
原画はわたしの手元にあるので、なるべく原画の色に近づけ
なおかつ印刷などに使ったとき、なるべく黒ずまないように
気持ち、ほんの少し色鮮やかにしています。
もちろんその前に、余計な線やはみ出しを修正し
余白部分の紙の陰影なども真っ白に消しています。
そしてこの作業は、完成して納品する前ではなく
たとえこの後、原画の実物を納品してあらためて依頼者様のほうでデータ化作業をおこなっていただくとしても、
「これでいいですか?」と依頼者様に確認をとる段階で
見本画像を作成するために絶対必要です。
つまり
この段階ですでに、デジタルデータ化作業の作業代金は発生しているのです。
いや、確認なんてテキトーにデジカメ写真で充分じゃない?
と思われる方もいらっしゃると思います。
↓こちらが、同じ絵をデジカメで撮った画像です。多少修正はしています。
↓こちらはスキャンしたままの何も手直ししていない画像。
上はいうまでもありませんが、下もかなり実物とは色合いが違ってしまい
このままイラスト原稿として使えるものではありません。
これらの無修正の画像と実物との落差を、たとえば数多く見慣れていて
脳内で補正でき
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