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ベタ基礎は既存の布基礎とジョイントして構造補強

築50年くらいの長屋の基礎は、布基礎という壁の下にだけ基礎を配置する工法で、床下は土というところがほとんどです。 それは当時の基礎の工法が布基礎しかなかったのが現状でした。 しかし木造住宅における基礎の工法が、ここ20年くらいで「ベタ基礎」と呼ばれる、建物の底板一面を鉄筋コンクリートで支える基礎(耐圧盤)に変わってきています。 ベタ基礎は家の荷重を底板全体で受け止め、建物を支えるため、負荷が分散して安定性に優れることになります。 現代の木造住宅で一般的となっている基礎の方式がこのベタ基礎です。 そこで古家のリフォームの際、構造体の補強を考えると、予算をかけて既存の布基礎と繋いでベタ基礎を設置する事例が増えてきました。 まずは床下に防湿シートを敷き詰め、既存の布基礎にした穴を置けて鉄筋付きアンカーを打ち込みます。 そして地面にワイヤーメッシュを敷き詰めてワイヤーメッシュ同志を結束していきます。 もちろん布基礎に位置込んだ鉄筋も結束してつなぎます。 こうすることで布基礎とベタ基礎が一体になり強度を作ります。 すべてに準備ができたら生コンを打設します。 生コンを均していきます。 完成です。 このように既存の布基礎と床全体に打設した鉄筋コンクリートとベタ基礎が一体化され、建物に強度が増し耐震化につながります。 また床下にコンクリートを打つことで、床下からの湿気を抑えることになり、構造体の腐食防止やシロアリ対策にもなるのです。 古い家を直すとき、現代の工法を組み入れることによって建物は強度を増して甦るものなのです。
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誰も教えてくれない!長屋リフォームの予算について

長屋などの古家をリフォームして住むとなったら、予算をいくらにするかを考えなくてはなりません。これからの生活や老後の蓄えや等から捻出資金に限りがあるにしても、リフォームにどれくらい費用が掛かるかわからないという方は多いでしょう。 そこでざくっとした考えですが、古家をスケルトンリフォームする目安として、坪単価35万円~をお客様にはお伝えしています。 例えば延床面積が25坪なら約875万円(税別)~となります。この金額は過去の実績から割り出した目安ですが、暮らしの快適性を向上させるには最低このくらいの金額が必要であると考えています。それ以下の予算となると、構造補強を伴う工事は難しく、大幅な間ドル変更が望めず、内外装や設備の入れ替え程度のリフォームに留まり、根本的な現状ニーズに合わせた暮らしの改善が困難になります。 しかし本来リフォーム工事の目安=いくらとは一概に言えないものです。建物によって構造や築年数が異なるため、必要なリフォームの範囲も様々です。 また図面や記録が残っておらず、壁や床をはがすなどして初めて建物の現状がわかることが多いのも事実です。劣化状態に応じてリフォーム費用が増減するのもやむを得ません。 暮らしに快適性を向上させるためには、耐震性の補強、断熱性の充実、間取り変更、設備の入れ替え、内外装の改修などが必要になります。 限られた予算を何に重点的に掛けるべきでしょうか? 戸建ての木造住宅であれば、耐震構造補強と断熱改修です。これらの工事は後からの工事が難しい故、間取り変更や内装改修に合わせて行いたい工事です。効果が目に見えないので後回しになりがちですが、耐震構造補強は先
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