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偉人たちの裏の顔-ルソーと啄木

ちょっと前に「奇麗事について-暴力を振るう人間が唱える愛と平和」とのタイトルの記事で、愛と平和を訴えていたジョン・レノンが性格に問題があったという話を書きましたが、それで思い出したことがありますので、こうしたいわば言行不一致の例をもう少し紹介しましょう。 まず、ジャン=ジャック・ルソーです。 ルソーは18世紀に活躍したフランスの哲学者、政治哲学者、作曲家で、教育論が有名です。 そして、このルソーは教育について高邁な思想を説きながら、なんと妻  テレーズとの間に生まれた5人の子供をすべて捨てているんですね。 しかも、彼は、「はじめはほんのなぐさみにするつもりでテレーズに接近した。けっして彼女をすてないが、結婚する気もないことを前もってはっきり知らせたうえで関係をもったといい、またテレーズは『ママンのかわり』だったと」白状しています。 本当に最低の人間でしょう。 ルソーの言い訳を書いておくと、「自分は親にはなれないと思った。自分には子どもを育てるなどということはできない。少なくともその用意はできていない。仮に自分のようなものに育てられたとしたら、子どもは決して幸せに育つことはないだろう。子どもはいずれは必ず自分を憎むことになる。自分のような親に育てられるくらいなら、その子は施設で育った方がよほど不幸は少ないに違いない。自分のとった行動はそういう意味で最善だった」といっています。 ただ、当時のパリでは捨て子が普通だったそうです。 また、捨て子といっても、路地裏やゴミ箱に捨てるわけではなく、教会や養育院の前に置き去りにしていたとのことです。 ついでに、ルソーの最後の言葉を引用しましょう
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日々の叡智(2020/06/12)

新型コロナウイルス感染症による社会的混乱・不安が収束するまでを目途に、原則的に毎平日、偉大な人物たちのことばをアップします。 このような時代(とき)だからこそ、皆さんが、毎日わずかな時間でも心を落ち着かせることができ、また、皆さんの心に響くことばと出会っていただくことができれば、幸いです。 「哲学ダイアグノーシス Philosophical Diagnosis」 チャンネル登録をお願いいたします。
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おすすめです!

今日は、おすすめの本を紹介します。昨日の夜、読み終えた、原田マハさんの「楽園のカンヴァス」です。ルソーの物語を、フィクションとノンフィクションを上手くミックスして、謎解きをしたり、ちょっとしたロマンスがあったり、ワクワクさせてくれます。ルソーのことが大好きになると思います。
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