絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

中小企業経営のための情報発信ブログ171:イノベーションの競争戦略

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。最近、内田和成編著「イノベーションの競争戦略ー優れたイノベーターは0→1か?横取りか?」(東洋経済新報社)という本が出版されました。今日は、この本を紹介します。 編著者の内田氏は、BCG(ボストン・コンサルティング、グループ)日本代表を務め、現在早稲田大学ビジネススクール教授です。 以前にも書きましたが、イノベーションは新たなアイデアを思いつき、それを商品やサービスにすることではありません。新しいアイデアを生み出すということはある意味難しいものです。新しいアイデアばかりに気をとられていたのではイノベーションなど起こせません。既存知と既存知を組み合わせる、あるいは既存知に新しいアイデアを組み込むことでイノベーションは生まれるのです。 この本でも、「世の中に存在しなかった画期的な発明やサービスを生み出すことは、企業におけるイノベーションの必要条件ではない」と言っています。「新しい製品やサービスを消費者や企業の日々の活動や行動の中に浸透させること」こそが「イノベーションの本質」なのです。 その意味では、イノベーションは0→1(ゼロから1を生み出す)ことではなく、横取りでもいいのです。 内田氏らは、「新しい製品やサービスを消費者や企業の活動や行動の中に浸透させること」をイノベーションと呼び、消費者や企業の「行動変容」がイノベーションのカギになると言います。 イノベーションとは顧客の行動変容に至るかの競争なので、「イノベーションの競争戦略」なのです。顧客の価値観や行動を変え、次世代の社会の常識を作ることで、自らがゲームチャレンジャーとして新
0
1 件中 1 - 1
有料ブログの投稿方法はこちら