猫とのコミュニケーション研究
長く猫と暮らしていると無言で猫と会話ができるようになってきた。テレパシーとかではなく普通に会話である。私は動物同士のコミュニケーションを体得しつつあるかもしれない。思えば子供の頃から動物と会話ができればいいのにと願い続けていたけれど…ペットの言葉が分かる翻訳機のようなものを使わずに会得できるとは予想外。
普段のコミュニケーションでは私は飼い猫に話しかけるとき、家族に話すのと同じように話しかける。彼女(雌猫なので)は大体の会話は理解していますよという態度でニャアとか返事をしてくれる。禁止されて嫌々のニャア、おやつが欲しい催促のニャア、かまってくれよのニャア…などその都度、感情のこもった鳴き声を返してくれる。どうやら単語はいくつか理解していて、自分の名前も把握している。内容がすべて解っているわけでは無いみたいで声の調子や音の高低、速度などで嫌なことを言っているだとか、悪口を言っているとか、褒めてくれている、愛情をかけてくれているなどを感じ取っているようにみえる。
猫同士での会話はけして鳴いたりはしない。ケンカをするとき、怒っているとき、諌めるときなどに鳴くようだ。しかし、飼い主は耳も鼻もよくないしずっと背が高いので鳴かないと気付いてもらえないため、よく鳴くようになる子が多いようだ。
猫が部屋に見当たらない時、名前を呼んで探すけれどうんともすんとも返事をしない。高い棚の上から片目だけ開けてこちらを見ていたりする。何故返事をしないのだろうと考えてみた。面倒なのだろうか?そっとして置いて欲しいのだろうか?手を差し出すと、満更でもなさそうにゴロゴロと喉を鳴らす。猫同士でも相手を探し
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