ブルーレイの動画エンコードについて
動画をディスクに収める際に圧縮(エンコード)を行いますが、ソフトウェアの価格は数万円から数百万円と幅が広かったです(私が作業していた当時)。しかし高いソフトウェアが完璧か?と聞かれると答えは「ノー」でした。理由は高いマシンスペックを求められるので費用対効果が悪いことと(この辺は会社の資金力にもよりますが)、細かい設定が出来るものの出来上がったファイルがオーサリングの基準に合致しないので使用できないことが多々あり、そうなるとほぼ「詰んだ」状態となり、最初から設計をやり直す必要があったことです。あとエンコード結果の比較、検証を行うツールがあまりにも貧相で細かいエンコード設定を生かしきれないソフトウェアの設計は値段に見合うものではありませんでした。完全業務用のソフトウェアでありながら、開発元(発売元?)が買収されたりと不安定な環境が影響していたのか、ブラッシュアップされて安定化していく様子はありませんでした。そんななか、国産のあるエンコードソフトに私はずいぶんと助けられました。前述の業務用エンコーダーに比べると設定は必要最小限ですが、エンコードスピードも速く、出来上がりのファイルの安定性もほぼ完ぺきで、お客様から特別な指示が無い限りほぼこちらで作業していました。プレス後のディスクでも、クレームはありませんでした。私のココナラでの作業でもこの国産エンコーダーを使います。
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