夜中のコンビニに逃げたら、神崎さんの助けが入ったお話:欲に満ちた世界ep15+【朗読動画】
おはようございます。こんにちは。こんばんは。ブログを閲覧いただきありがとうございます。 youtubeにて「語り部朗読BAR」というチャンネルを運営しております。 自身で小説を書き、声優さんに朗読していただいたものに動画編集をして公開しております。 たまに作者自身の北条むつき朗読もございます。 今回ご紹介の朗読動画は、夜中のコンビニに逃げたら、神崎さんの助けが入ったお話です。 良かったら聴いていただけると嬉しいです。・朗読動画もご用意しております。・文字をお読みになりたい方は、動画の下に小説(文字)がございます。◉連続小説ドラマ 欲に満ちた世界作者 北条むつき朗読 いかおぼろ第15話 強さと優しさ 男は神崎さんの言葉にも躊躇せずに、まだ私に声をかけてくる。「誰? 知り合い? ねえ、いいじゃん俺とどっか行こうよ?」 男は私の二の腕を取りながら、強引に自分の車の方へ私の腕を引き寄せる。「いやっ!」 私は思わず小さく叫んだ。すると神崎さんの言葉が私たちの間に入る。「やめてやれ。嫌がってる!」 その言葉にも男は「チッ!」と舌打ちをして神崎さんに杭かかろうとした。「何? あんた? 俺はこの子に用があんの。黙ってろや!」 一色触発的な感じで男は私の腕を取り強引に引きづろうとする。「いや……」 その小さな拒否反応を示した時だった。距離あったはずの神崎さんが私たちの近くに急にダッシュして、私と男の腕の間に入り、男の肩に軽く手を当てた。そっと乗せたはずの神崎さんの手と指が男の肩をぐっと握った。「……いってぇ……あんなぁ? 俺はこの子に……いぃ!?」 男の叫ぶ声が聞こえた瞬間、神崎さんは、男に手
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