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中小企業経営のための情報発信ブログ87:粉飾決算を防ぐ方法

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は「粉飾決算」について書いていきます。会計ルールの従わない会計処理のことを「会計不正」と言いますが、通称「粉飾」とも呼ばれます。「粉飾」とは「物事の表面や上辺を飾り立てて、取り繕うこと」を言います。「粉飾決済」とは「不正な会計処理によって、故意に貸借対照表や損益計算書などの決算書を操作して、企業の財務状況や経営状況を実際より良く見せること」つまり「売上高や利益を改ざんし、株主や金融機関などのステークホルダーによりよく見せること」です。 大企業における粉飾決済は新聞紙上を賑わせますが、中小企業においても粉飾決済は頻繁に行われています。大企業では株主などの外部からの責任追及を嫌がり、また上からの圧力によって部署や支店が粉飾に手を染めるというケースがほとんどですが、中小企業の場合はほとんどが銀行対策として粉飾決済と行います。中小企業にとって資金調達の手段は銀行など金融機関に限られます。会社の経営状況の悪い状況が続くと、銀行も貸付条件を厳しくしたり新規の貸付を停止します。中小企業としては、粉飾決済をして多めに税金を支払ってでも、金融機関の信用は維持したいということになるのです。 新型コロナの影響で多くの企業が苦境に立たされています。先日も書きましたが、コロナ禍で是が非でも生き残るために資金繰りの確保が重要になります。その中で、少しでも自社の財務状況を良く見せたいと粉飾に手を染める企業が出てきてもおかしくありません。 しかし、粉飾決済は不正であり、民事・刑事の責任が問われます。例えば、粉飾により違法に利益配当を行った場合には、取締役は連
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