チャットからアバターのやり取り
ブログのコメントでは、全体公開になってしまうのでお互いそのブログサービスについているアバターを作りアバターで話をするようになった。本当はあの人に言ってほしい言葉。「大丈夫だよ。」「そばにいるから。」「一緒に治していこう。」その言葉だけでよかった。チャットの男性は、そんな私を見透かすように迷わず私に言葉の魔法をかけてくれた。パソコンのアカウントは別にしていたもののやはり心のどこかで、男性とのやり取りは「してはいけない事」と私の心にあって、安心の裏には罪悪感でいっぱいだった。パソコンを閉じる前にすべての履歴を消去した。年が明け、「鬱」と診断されてから1年が経とうとしていた。一向に治る気配はない・・・土日の実家での食事会にも、私は行けなくなっていた。料理をしても、笑わず細々と食べて片付けをする嫁に義母は不快感を感じていたのだろう。義母に言っても、気持ちはわかってくれはしない。そんなある日、突然義母が家に来た。今まで、こんな事はなかった。今の状況、心の事、体の事を聞いてくれた。少し安心した、「心配してくれていたんだ・・」そう思った。そして、「次の受診日は?」と聞かれたので「2月の中頃です」そう答えた。義母は「その日、病院に付いていくから 今すぐ病院に電話して」「え?」無理だ・・カウンセリングではあの人(夫)の事を話しているこのことがバレたら・・・恐怖で震えた。義母は続けて言った。「この間、あなたが病気になって1年経つのに良くなっている気配もなさそうだし、病院に電話したの。嫁の今の病状を教えてくれってね。でも、病院側は「ご本人様以外 病院側から教えることはできません」ってさ、何回もあんた
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