中小企業経営のための情報発信ブログ32:自己マネジメント
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日はピーター・F・ドラッカー「自己探求の時代」という論文を基に、「自己マネジメント」について書いていきます。ナポレオン・ボナパルト、レオナルド・ダ・ヴィンチ、モーツァルトのような偉人は、常人の域をはるかに超えた才能を持っていましたが、自己をマネジメントしたからこそ、偉業を成し遂げたのです。
これからは、普通の人も自己をマネジメントできなければなりません。社会で貢献できる場所に自己を置き、50年にも及ぶ職業生活の中で生き生きと働くためには、自分をマネジメントすることが必要になります。そのために重要なことは「自己の強み」を知ることです。
1.自己の強みは何か
人が、自己の強みと信じているものは、たいていが間違っています。 強みならざるものを強みと信じ、見当違いのことが多いのです。これは企業や組織にも言えることです。企業自身が自社の強みと考えているものが、はたから見れば強みではなく、場合によっては弱みであるということは往々にしてあります。
何事かを成し遂げることができるのは、強みゆえです。弱みによって何かを全うすることも、成果を上げることはあり得ません。 そのために、まずが自分の強みは何かをしっかりと認識することです。
⑴フィードバック分析
ドラッカー氏は、「自己の強みを知るには、フィードバック分析しかない」と言います。なすべきことを決めたり、始めたりしたならば、具体的に書き留めて、それを半年後、一年後と、期待(予想)と実際の結果を照らし合わせて検証するということです。
このフィードバック分析によって、自分の強みが何かが明ら
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