第5回「音屋のkatsu」の音楽あるある〜音楽バイト編〜
今日も音楽あるある小話を一つ。高校生活をしながらバンド活動も継続していると必ずと言って良い物がある。それは「お金」である。バンドマンは本当に金がかかる生き物だったと思います。・楽器の購入・メンテナンス代・スタジオ代・ライヴ代・録音依頼代・その他諸々・・・(中には衣装代やメイク代の人もいたなぁ)そんな時である。いつも通っているスタジオのオーナーからバイトのお誘い!オーナー:「お前金ないならローディーの手伝いするか?」(ローディとは:要するにアシスタントである。)私:「あっはい!良いっすよ。いつですか?」なんて、あっさり決まってバイトするなんて事は最中ありました。私の地元のスタジオはメインのスタジオ経営と、副業として機材の貸し出しやイベントやコンサートのPA(音響担当)などの外注を受けることが珍しくありませんでした。当時の金額で日給5,000円。時間給に換算すれば大体500円程度でしたが貧乏バンドマンには助かります。ある冬の日のバイトです。オーナー:「今日はホテルのディナーショーだからしっかりやれよ。」私:「誰が来るんですか?」オーナー:「〇〇だよ。」私:「へぇ〜、こんな田舎にも来るんですねぇ?」敢えて〇〇とさせていただくのは、あまりにも有名なタレントさんなので、イニシャルにした瞬間にわかる方ですので〇〇とさせて下さい。ホテルに着き、いそいそと機材を搬入。セッティングや配線を他の業者さんに混じりながらステージを作っていく。そうこうしているとお昼。オーナー:「ようし、大体目処がついたから飯行こうか?」他のバイト君達とホテルのランチにありつきに行きました。私:「ホテルの飯なんて食った事
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