絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

乙女は女だけではない。男だって乙女である。読書感想文

「真夜中乙女戦争」読書感想文読み終わって真っ先に思ったことは「一体この本は何歳の時の自分が読むべきだったか」ということ。自分がタイムマシンで過去の自分に会いに行って本をレコメンドする機会があったなら、一体どのタイミングの自分にこれを差し出すか?この本読んだ人でうっかりそんなことを考えた人がいたらぜひ教えて欲しい。いつ?なぜ?めっちゃ興味がある。主人公と主人公の頭の中には大変共感できる節があった。遠い昔、実家から大学進学のために上京し、何のために自分はこれを?とか思いながら周囲に馴染むことを努力したんだけど早々にドロップして、モラトリアムだかなんだかをキメていた、あの笑っては思い出せない黒時代がご丁寧に言語化されて何十年もたってからうっかり手に取った本に書かれていたことには震えた。感動ではなくて、羞恥と後悔で。これは絶対、私と同じく、何の因果か主人公と同じ関西からうっかり、主人公と同じ大学に入学し、聞き及びのある校舎と地名をうろついて無為な大学生活を送った経験のある何万名だかは絶対同じ気持ちになるはずだと思う。該当する諸君、読んでくれ。読んで悶えたらいい。と言うか、読んで悶えろ。悔しいから私と同じ気持ちになってくれ。なってください。俺もお前たちもこの本の定義通りの乙女でしたとも。ええ。乙女は女だけではない。男だって乙女である。だからのこと、この話には素人として少々文句がある。主人公やその思い人あたりの設定と心境は黒歴史をえぐられるのは耐え難いが大変引き込まれる、何なら前半はよかった。が、後半のストーリー展開はどうしたことか。歌舞伎町で真夜中の映画鑑賞やるまではよかったんだけど、そ
0
1 件中 1 - 1
有料ブログの投稿方法はこちら